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退職者の声、見せます。
元Javaエンジニア
川上 菜美
NAMI KAWAKAMI
システム開発会社からの転職で中途入社し、約1年間勤務した元社員。SES部門で複数の開発案件に携わる。退社後はナイトワークをする傍ら、デザイン制作を行うフリーランスとしても活動中。
ルートゼロに入ったきっかけを教えてください。
ルートゼロに入社したきっかけは、知人からの紹介でしたね。前職でもSEをしていたのですが、ちょうど他社に転職しようと活動をしていた時期に紹介を受けました。
紹介されたときのことを詳しく教えてください。
前職には退職することを告げて、何社か面接を受け始めたり本格的な転職活動を行っていたときでした。そのことを聞いた知り合いのバーのオーナーから、「俺の先輩にIT企業の社長がいるから一度会ってみないか」と柴田さん(※1:ルートゼロの社長)を紹介されたことが始まりですね。
柴田さんについてはどのような人だと紹介されました?
過去に音楽などもやっていた人で、IT畑一筋の人とは違って面白くて斬新な考えをする人だといわれましたね。
実際お会いしてみてどうでしたか?
トークが上手で本当に面白かったです(笑)堅苦しい雰囲気を想定していたのですが、色々とお話をしてくれたので緊張せずに面接に挑めました。
採用面接ではどのようなことを聞かれましたか?
いわゆる「面接」のような型にはまった質問を聞かれることはなく、人間性が出るような話をいくつか聞かれたことを覚えています。
ルートゼロに入社した決め手は何だったのですか?
自由な空気感、ですかね。
なるほど。どの辺を自由に感じたのか詳しく聞かせてください。
私が入社した当時の話ですが、事務所もなく、何かあるとホテルのワーキングスペースに集まって話していました。規模がそこまで大きくなかったからこそ、距離感の近さや社員一人ひとりが柔軟に働ける環境があったように感じます。
ルートゼロの面接を受ける前に、転職活動ですでに何社か受けられていたとの話でしたが、他社とルートゼロにはどのような違いがありましたか?
ステップアップの早さが他社と違うように感じました。技術面でいえばルートゼロは勉強会が盛んだと聞いていたので、やる気次第でスキルを伸ばせるイメージがありましたし、社長の話を近くで聞ける機会も多く、人間としても大きく成長できるのではないかと期待してルートゼロを選びましたね。
ルートゼロに入社してからはどのくらい案件に携わりましたか?
1年くらい在籍していたのですが、色々な案件に携わりましたね!合計で4案件ほどでしょうか。
なかでも一番大変だった案件はありますか?
それでいったら、入社して初めて担当した案件が大変でした。
どの辺が大変でしたか?
自分で向上していってねというスタイルの現場だったので、ついていくことに必死でした。身近にいた上司の方も怖いオーラを醸し出しており質問しづらく、0から知るようなことも多かったのですがすべて独学でこなすしかありませんでした。
放任主義な現場だったのですね……私なら心が折れてしまいそうです。
当時の私はそれが当然だと思っていたのですが、今考えると恐ろしい現場でしたね(笑)わからないことを自分で調べながら行うので時間もかかり、仕事が終わらない……と毎日のように追い込まれていました。
大変だった案件をどのように乗り越えました?
ルートゼロからその案件を担当していたのはもう一人橋本さん(※2:ルートゼロの最高技術責任者)という方がいたんですよ。よく橋本さん相手に愚痴をいっていましたね。
身近に相談できる相手がいたのは良かったですね!橋本さんはどのように受け止めてくれたのですか?
仕方がないよと受け止めてくれることもあれば、活を入れてくれることもありました。
具体的なエピソードなどはありますか?
そうですね。明らかに理不尽なスケジュールで依頼されたりした時は一緒に愚痴を言いつつも橋本さんがサポートして一緒に進めてくれたり、逆に私自身のミスがあったときは指摘してくれたり、気持ちが落ち込んでいる時などは明るく声をかけてくれたりしました!
上手く支えてくれたわけですね。ちなみに橋本さんは、その大変だった案件に対してどのように向き合っていたのでしょうか?
橋本さんは周囲を巻き込むのが上手かったのでひょうひょうとしていましたね。派遣元の社員の方だけでなく、他社から派遣されたSEの方とも問題を共有しつつスムーズに業務をこなしていたのが印象的でした。
大変だった案件を経験したことで何か得るものはありましたか?
苦労したからこそ、どんな現場でも通用する力を身に付けたいと考えるようになりましたね。橋本さんの姿勢を間近で見ていたこともあり、次に配属される現場では自分なりに周囲と関わりながら進めていくことを実践しようと心に決めました。
それでは実際に次に配属された現場ではどのように立ち振る舞われたのでしょう?
今までは上司からいわれたことをいかに迅速・丁寧にこなしていくのかばかりに着目していたのですが、次の現場では他のSEとも関わっていくことも重視しました。
前の案件で苦労した経験があったことで、コミュニケーションスキルの向上に結びついたわけですね!
もちろん、周囲の人間に恵まれた部分もありましたが。ただ、大変だった案件を乗り越えられたからこそ精神力が育ったのは確かなので、辛かった経験も財産になったのだと思いたいです(笑)。
ルートゼロで楽しかった思い出はありますか?
仕事として楽しかったこともありましたし、ルートゼロならではの話でいうと勉強会や社長からのお話を聞ける研修などは楽しかったです。
社長からのお話というのは、どういったことを聞けましたか?
7つの習慣(※3:スティーブン・R・コヴィーが提唱する成功のための7つの習慣を記した哲学書)であるとか仕事をしていく上での考え方についてのお話ですね。タメになる話が多かったですし、日々の仕事に挑む上でのモチベーションにも繋がるので、いつも研修を楽しみにしていました。
ルートゼロはどんな人が多かったですか?
和気あいあいとした空気が好きな人が多かったですね。
とても賑やかな会社なのですね!
はい、一般的な人が抱くようなIT企業とは少し違うかもしれませんが(笑)みんな優しくて聞き上手なんですよ!そのため、コミュニケーションが苦手な方でも入社してからしばらく経つと自然と賑やかな輪の中にいます。
じゃあコミュニケーションが苦手という方もウェルカムな環境なんですね。
はい!もし「ベンチャーに入社したいけど、社内の人間関係が難しそうで輪の中に入っていけるか不安……」と足踏みしている方は、思い切ってルートゼロの環境に一歩踏み出してみてほしいですね。きっとすぐに輪の中に入れますよ!
ルートゼロをやめたときのことを教えてください。
私の場合は体調不良でやめたので、それなら仕方ないよね……といった感じでした。
特に何のトラブルもなく退社が決まったのですね。
はい。本当は少しだけ引き止めて欲しかったのですが。
え、そうなんですか?
ここだけの話ですが、5回くらい引き止められたら思いとどまったかもしれません(笑)。
そういう時にかまって欲しい気持ちはわかります(笑)ただ、5回は大げさにしても、1回くらい引き止められても良さそうですが。
本当のところを推測すると、個人の意思を尊重しようとあえて引き止めるようなことはしないようにしているのだと思います。ルートゼロには社員一人ひとりの思いを実現しようとしてくれる会社でしたので、私が望んだキャリアであればそれを応援したかったのでしょう。
ルートゼロを辞められてからはどのような仕事をしていますか?
今はアルバイトとしてナイトワークをする一方で、フリーでデザイン制作のお仕事をいただいていたりしています。
他社に転職などはしなかったのですね。
はい。訳あってSEのような業務からは離れています。
これからのビジョンはありますか?
もともとシステムのことが好きなので、いずれはアプリを開発したいと考えています。
そうなんですね。ルートゼロを辞められてからSEとは違った仕事をされていたので、てっきりシステム開発が嫌になったのかと思いました。
まったくそんなことはなくて、むしろ私はパソコンが大好きなんですよ!
そうなんですね!?こういう聞き方するのも変かもしれないですが、なぜパソコンが好きなんでしょうか?
子どもの頃から触れることが多かったからですかね。ワープロ時代からハガキを作ったりなど、おもちゃ感覚で使っていました!その後、ブラウン管モニターのパソコンが家庭に置かれると、メッセンジャーやチャットなどにもハマるようになり、そしていつかはホームページ制作や動画作成などにも手を出すようになりました。今思えばずっとパソコンに向き合っていた子ども時代でしたね。
おもちゃ感覚でパソコンに向かっていたとは……すごいです。
いえいえ(笑)自ら興味を持って取り組んでいたことがパソコンくらいだったので。
これから開発しようとしているアプリのことについて教えてください。
ナイトワークをしている人が使う顧客管理のアプリを作りたいと考えています!
顧客管理とは何のことでしょう?
お店に来たお客さんのプロフィールや連絡先、連絡を取っていない期間などを、次回の接客に役立てるために管理することです。顧客管理といえば手帳などを利用してされる方がたまにいるくらいなのですが、それがアプリでできるようになればかなり便利になると思いました。
なるほど!そのようなアプリというのは、ありそうでなかったアイデアかもしれませんね!
はい。まったくなかったわけではないのですが、文字が小さすぎたり、デザインがかわいくなかったり、必要な機能が足りていなかったりして、実際に働いている側から見ると使いにくいんですよね。
だから自分で作ってしまおう!と考えたわけですね。
目標に向けて努力していることはありますか?
ある程度お金に余裕ができたタイミングで、今やっている仕事もお休みして勉強に専念する期間を作ろうと考えているんですよ。
そうなんですね!どんなことを学ばれる予定なんですか?
デザインやWebマーケティングなどを学びたいと考えています。
なるほど、それらの知識をどのようにアプリ開発に活かしたいと考えているのですか?
アプリを作ったとしても、それを使ってもらわないと意味がないじゃないですか。学んだ知識を活かして、より多くの人にアプリの魅力を伝えるための漫画やイラストをベースにしたコンテンツをSNS上で発信したいなと考えています。
かなり計画的に考えられているのですね。SNSではどのようなコンテンツを発信されたい、とかまで決まっていたりしますか?
そうですね、ナイトワークのリアルな話を扱いたいと考えています。
リアルな話というのは?
今SNSで拡散されているナイトワークのコンテンツって極端なんですよ。例えばNo1キャバ嬢が売り上げたボトルを並べてみたりだとかすごい煌びやかなものばかりが拡散されているイメージが強いと思うのですが、実際のナイトワークで働く人たちから見ると、皆がそこを目指しているわけではないのでいまいちリアリティには欠けるんですよね。
なるほど、実際に働いている人たちに向けて発信することを考えると、よりリアルな話の方がウケるわけですね。
「こういうお客さん嫌だった」みたいなあまり個人では拡散できないような話をあえてコンテンツにしたりだとか、昼と夜の仕事を両立する方法や効率的な稼ぎ方みたいな話も扱っていきたいと考えています。
かなり具体的な内容まで考えられているのですね!
アプリを作りたいという目標に邁進するモチベーションはどこから来ているのですか?
実は柴田さんから影響を受けた部分があります。
それはどういったところに影響を受けたのでしょうか?
自分発信で仕事をする姿勢ですかね。会社を持つことってかなりすごいじゃないですか。柴田さんは0から会社を創業されてから、今では多くの社員を持つまでに至っていますよね。そんな柴田さんを間近で見ていたら、私も自分発信で新しいものを生み出せる人間になりたいという思いが強くなりました。
柴田さんにとっての作りたいものが会社だったように、何かを作り上げることを川上さん自身に落とし込んだときに思い浮かんだものがアプリだったのですね。
はい。人生のなかで関わりの大きかったものは「アプリ」だったので、それなら一番の原動力なるように感じて、アプリを作るという目標の実現に向けて進むことを決意しました。
それって夢を追いかけているみたいで楽しそうですね!
はい!アプリを作るためならアイデアがどんどん思いつきますし、達成できれば多くの人にそれを利用してもらえる実感も味わえるのだろうと考えると、やってみたい気持ちは日々大きくなっています。
柴田さんにそのような目標について話すこともあるんですか?
そうですね!よく相談もしますし、お会いするたびに「社長になるためにどういうことをしましたか?」など色々とお聞きして、マインドの部分を学ばせてもらっています。
エンジニアとして自社開発など他の道もあったなかで、SESというキャリアを選んだメリットをどのように考えていますか?
自社開発だとひとつのことにずっと携わっているので、特定の知識だけにしか詳しくなれないような気がしていました。そのため、もともとキャリアとしてもSESを志望していましたね。実際にSESを経験してみて、色々な現場に携われましたので、多くの言語を知れたり技術面での成長も大きかったです。このように技術力を伸ばせるのはメリットであるように感じます。
同じSESの他社と比較すると、ルートゼロならではのメリットは何だと思いますか?
育成に力を入れていることですかね。ルートゼロは自分の学びたいことを学ばせてくれます。学びたい分野を伝えると講師の方を呼んで勉強会を開いてくれたり、妥協せずにスキルを追い求められる環境がありました。
ルートゼロに入ることでどのような力が伸ばせますか?
技術力の面でいえば、自分の磨きたいスキルを伸ばせるようさまざまな支援をいただけますので十分に伸ばすことが可能です。また、さまざまな現場を経験できるので周りに溶け込むコミュニケーション能力や、研修では働く上で重要な考え方を学べるので、人間力も伸ばせます。技術力と人間力の両面を伸ばせるのはルートゼロならではといえるのではないでしょうか。
ルートゼロに入ったことで変わった価値観はありますか?
ITというものへのイメージがガラッと変わりましたね。
そうなんですね。ルートゼロに入社する前はITにどのようなイメージを持っていましたか?
どことなく暗いイメージがありましたね。静かな部屋の中でタイピング音だけが鳴り響いているような(笑)。
確かに一般的にエンジニアと聞くと、決められた作業を黙々とこなすイメージがあるかもしれないですね。
はい。でもルートゼロでは和気あいあいとした空気感がありましたし、黙々と決められた作業するのとは真反対で、各々が目標に向かって自主的に突き進める環境がありました。
確かに勉強会の話にもあったように、社員自らが高めたいスキルを選んで動けるところはルートゼロならではの環境の良さであるように思えました。
入社前の私は「勉強会」というものに堅苦しいイメージを持っていたのですが、ルートゼロの勉強会は自ら学びたいものを学ぶ場であったので、その言葉の持つ意味がとてもプラスなものに変わりました。ルートゼロにいなければ、ここまで何事も自分で柔軟に考えて動けるようにならなかったはずです。ITって自由なんだなって思えるようになりましたね。
全く別のイメージに変わりましたね!
良い話ばかりでしたので、逆に今だからいえるルートゼロへの悪口みたいなものはあったりしますか?(笑)
強いていうなら、出向先の現場を多くの選択肢から選べれば良かったのになと思うことはありましたね。
案件の幅の狭さを感じていたのですね。
はい。事前に何がしてみたいのかなどヒアリングをしてくれるのですが、ある程度行く場所が限られているような状況でした。案件少なくない!?と内心思っていましたね。ただ、これは4年前の話で今は改善されているそうですが……。
まだ規模が小さかったからこその問題だったのかもしれませんね。
今は営業部隊が強いみたいで、欲しい案件があると取って来てもらえるくらいにまで案件の幅が広がっているみたいですね。
最後に、これからルートゼロへの入社を考えている人に向けてメッセージをお願いします。
ルートゼロは大手でもなければ、古くからある会社でもありません。ただ、若い会社だからこそ社長と近くで話せたり、社員の成長を積極的に後押ししてくれる雰囲気があります。人間性を伸ばしていきたいという方にも合っていますし、技術力をさらに磨きたいという方にも合っています。向上心さえあれば、色々な方に向いている会社です!気になった方は一度話を聞きに行ってみてほしいです!
この度はお話を聞かせてくださり本当にありがとうございました!
最後に、他の退職社員インタビュー
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