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退職者の声、見せます。
元Swiftエンジニア
川村 彰
SHOU KAWAMURA
システム開発会社からの転職で中途入社し、約3年間勤務した元社員。SES部門で顧客からの要件整理やヘルプデスクといった上流工程などに携わる。その後、ルートゼロの客先だった会社に転職をすることとなり、退職。
まずは、ルートゼロに入ったきっかけを教えていただけますか?
前の会社で携わっていたヘルプデスクの案件の現場でルートゼロの社員に出会ったのがきっかけですね。当時転職を考えていたことも要因のひとつですが、その人からの話を聞いていくうちに面白い会社だなと思うようになっていったことが入社の決め手ですね。
なるほど!どんなところが面白いと感じましたか?
定例会での動画を見せてもらいまして、そこで当時一緒に働いていたルートゼロの社員がはっちゃけていたのが面白くて(笑)定例会といえどもまったく堅苦しくない雰囲気なのが伝わってきました。当時勤務していた会社はいわゆるお堅い会社だったので、ルートゼロの空気感には衝撃を覚えました。
そのようなところに魅力を感じたんですね。その後、どのような形で入社したのですか?
その人からの紹介で、柴田さん(※1:ルートゼロの社長)との採用面接を用意していただきました。
採用面接ではどのような印象を受けましたか?
お酒を飲みながら行なわれたフランクな面接だったことが印象的でした。面接会場として指定されたホテルのコワーキングスペースに行った際、面接官の柴田さんが既にそこでお酒を飲んでいまして(笑)さすがに私は飲めませんでしたが、その面接が終わったその場で内定をもらいましたね。
え、面接なのにお酒を飲まれていたんですか?(笑)
はい(笑)。面接ということもあり肩に力が入っていたのですが、お酒を飲んでいる様子を見て緊張が解けました。後でそのときのことをお聞きしたら、柴田さんは私の人間性や本音を引き出したかったためフランクな雰囲気づくりをされていたそうです。
なるほど。先ほど魅力だと語ってくれた堅苦しくないルートゼロの空気感に通ずる部分がありますね。
そうですね。今思い返すとそのときからルートゼロに惹かれはじめたような気がします。
入社して初めて携わった案件について教えてください
初案件ではヘルプデスクの業務に対応しました。全国展開するギフトショップの店員が扱うPOSレジと呼ばれる業務用システムの問い合わせ対応が主な役割です。1日に100件近くの電話を取っていたので、電話対応への苦手意識がなくなりましたね。
100件!?大変ですね……不満はありませんでしたか?
件数や忙しさへの不満はありませんでしたが、もともと上流工程に携わりたいと考えていましたので、ギャップを感じることはありました。ですが、このことを柴田さんに相談したとき、「ならすぐに現場変わろう!」と提案してもらったことで当時新しく立ち上がったSE部門に移れました。
希望を話したらすぐに受け入れてくれたわけですね!
ヘルプデスク案件の後に移ったSE部門ではどのような仕事をされたのでしょうか?
ヘルプデスクを担当していたときも携わっていたPOSシステムの開発チームに参画しました。そこではヘルプデスクを通して届くお客様の要望を精査して、開発元への依頼に役立てる仕事をしていました。
要望の精査、というのはどういったことでしょうか?
ヘルプデスクはお客様との距離が近いため、システムに対する意見が多く届きます。そういった意見の中からシステム改修に繋がりそうなものをヘルプデスクでまとめていただいておりました。私はその中から費用対効果を洗い出した上で改修した方がよいと判断した要件をプロパー社員に伝えて、開発元への依頼に繋げておりました。
ついに要件整理といったシステム開発の上流工程に携われたわけですね!そういえば、そもそもなぜ川村さんは上流工程の仕事をしたかったのですか?
もともとIT業界を目指したきっかけのひとつとしてお客様との会話から要望を引き出してシステムを作り上げていきたいといった考えがあったからです。
なるほど。やりたかった仕事が巡ってきてラッキーでしたね。
私も最初はラッキーだと思ったのですが、実は柴田さんなりに私の思いを尊重してこの案件へと繋いでくれていたみたいです。
え!?偶然良さそうな案件があったから、というわけではないのですね?
はい。柴田さんは「お客様との会話から要望を引き出してシステムを作り上げていきたい」という私の思いを覚えてくれていたようで、もとからこの要件整理を行う現場にアサインしたいと考えていたようです。案件ではヘルプデスクとのやり取りも多くなるので、まずはヘルプデスク部門から経験を積んで欲しかったとのことでした。
なるほど。やりたいと思ったことができるよう、道筋を考えてくれていたわけですね。
上流工程に携われて嬉しかった反面、大変なことはありませんでしたか?
ありましたね(笑)まずは開発の工程でコーディングの経験を積んでから上流工程に行くものだと考えていましたが、間の過程をすっ飛ばしてのいきなりの上流工程であったので……。実際にコーディングが分かっておらず困る場面に直面したこともありました。そのため、案件と並行してコーディングも勉強していましたね。
かなりストイックですね(笑)
いえいえ、自分のためですので(笑)ルートゼロでも定期的に勉強会が開かれていたこともあり、日頃からスキルを高めていくことを習慣のように感じていました。
その後どのような経緯でルートゼロを辞めることになったのですか?
要件整理の案件に1年半ほど携わった後に担当した案件で、派遣された現場の元請企業の社員と親しくなったことがきっかけで転職をしたいと考えるようになりました。
派遣先での出会いがきっかけだったんですね。その人はどのような方だったんですか?
その人はびっくりするくらい仕事ができ、現場で頼もしい存在でした。もともと優秀な人なのかと思っていましたが、まさかの同じ出身大学で二年後輩。その人と派遣先で関わっていくうちに、受託開発を行う元請企業の環境に憧れるようになりました。
受託開発のどのような点に魅力を感じましたか?
一つの開発プロジェクトに一気通貫で関われる点ですね。彼の働きを見て、計画性を持ってプロジェクトを進める能力や、顧客と要件をすり合わせする中でコミュニケーション能力が身につく環境が受託開発にはあるのかもしれないと思いました。
そういった経緯で転職を考え始めたのですね。逆にルートゼロに留まることに迷いはなかったのですか?
正直、ありましたね(笑)SESは多くの現場を渡り歩けますので、エンジニアとしてのスキルの成長は速いですし、受託開発は残業が多そうなイメージもあったので、思い切って足を踏み入れるような気持ちも少なからずありました。
転職しようか迷っているときに誰かに相談したりしましたか?
何気なく派遣先の方に迷っていることを打ち明けてみたのですが、「ぜひうちに来て欲しい!」とのことを仰っていただけました。そのことが背中を後押ししてくれたように感じます。
派遣先からはかなりウェルカムな反応だったのですね!
はい!恐らくルートゼロにいたからこそ、他社から求められるような人材になれたのではないのかと考えています。派遣先からは仕事ぶりを高く評価してもらっていたようで、転職もスムーズにできました。その背景には、ルートゼロで磨かれた技術力はもちろんのこと、仕事へ取り組む姿勢なども評価してくれていたようです。
ルートゼロにいたことで、他社から求められる人材に仕上がったのですね!
その後退職の相談を柴田さんに話されたとのことですが、そのときのことを詳しく教えてください
派遣先からの引き抜きにも見えかねない転職ではあったので、本当のことを話すべきか悩みました。ただ、柴田さんが好きだったのでここは筋を通すべきだと思い、正直に話すことに決めました。
なるほど……退職交渉はどのような雰囲気だったのでしょう?
まずはお世話になった橋本さん(※2:ルートゼロの技術責任者)に相談したのですが、そこでは私の話に対し「それなら仕方ないよね」と受け止めてくれました。そして最終的には、私の転職を応援してくれたことを覚えています。次に柴田さんと話す機会を設けていただいたのですが、私の退社を引き止めるようなことは一切なかったです。
なかなか伝えにくい内容でも本音で相談できる人間関係があったのですね。決断を後押しした橋本さんも素敵です。逆に柴田さんはさっぱりしていたように感じますが……
柴田さんには「来るもの拒まず、去る者を追わず」みたいなところがありますからね(笑)。人の夢を大切にしている方なので、夢の実現のためにルートゼロで活躍したい!という方をすすんで社内の輪の中に迎え入れてくれます。同様に、新たな道へ挑戦したい!と考えた私の夢も引き止めたくなかったのだと思います。
現在はどのような業務をされていますか?
ルートゼロでPOSシステムに関わっていたことから、その企業でも扱っていたPOSシステムの問い合わせ対応を任せられる形での入社となりました。
ルートゼロでの経験が買われたわけですね!
ただ実際に入社してからは、問い合わせ対応だけでなく設計書作成やテストといった様々な行程を経験しました。結果として多くの業務に携われるようになりエンジニアとしての幅が広がりました。
退職を決めた理由の中にルートゼロへの不満はありませんでしたか?
不満というほどではないかもしれませんが、客先常駐という形態ならではの歯がゆさを感じるときはありましたね。
例えばどんなときですか?
派遣先で頼まれた役割以上のことをしたときに「そこまでしなくていいよ」と突き返されたときですね。
なるほど。そのような経験もあって、受託開発に憧れを持つことにつながったのですね。
はい。常駐することで現場の課題が見えてきても、契約形態上、スコープをまたいで改善提案をすることは厳しいのではないのかと考えるようになりました。もちろん、客先常駐にもさまざまな開発現場を経験できることで、技術力やコミュニケーション能力を大きく伸ばせる良さはあります。ただ今思うと、過去に悔しい思いをしていたこともあって、当時は受託開発に行きたい思いが強かったのかもしれません。
ルートゼロでできる成長と受託開発の企業でできる成長にはどのような違いがあるように思えますか?
どちらも成長できる環境ですが、目指せる姿が変わるように感じます。この業界には特定プロジェクトで広範囲に関わるゼネラリストと多くのプロジェクトで専門性を発揮するスペシャリストの2タイプを目指す道があると聞いており、私は前者の道を突き詰めたいと考えていました。そのため、フロントに立ってお客様とやりとりができる受託開発の企業の方が成長できるのではないかと思い、転職しました。
様々な現場に出向くSESの構造上の問題で、長くプロジェクトを牽引する立場を任せられることが少ないからかもしれませんね。その反面、技術力は身につきそうですが。
そうですね。実際、当時のルートゼロはスペシャリストとしての育成に重きを置いていました。さまざまな現場を経験できるので、ルートゼロにいれば「どの現場でも通用するエンジニア」になれると思います。技術力が身につくのももちろんですが、コミュニケーション能力や対応力も様々な現場に行くことで磨かれていくのでどのような場にも適応できる能力がとにかく高まりました。
スペシャリストと聞くと職人気質なイメージもありましたが、ルートゼロの捉え方は一味違いますね。
そうですね。技術力と人間力を兼ね備えたスペシャリストとでもいいましょうか。
もはや非の打ち所がないですね(笑)
ルートゼロで身につけたことが現在でも活きているなと感じたことはありますか?
ルートゼロでは柴田さんが推奨している「7つの習慣」(※3:スティーブン・R・コヴィーが提唱する成功のための7つの習慣を記した哲学書。)の講習を受ける機会があったのですが、そこで学べることが相手に責任を求めない考え方です。「7つの習慣」は今の現場でも役立っています。
ルートゼロの考え方が役立っていることを実感した出来事はありますか?
悪口を言わなくなったことですかね(笑)ルートゼロに入社する前の職場では誰かへの悪口がよく言われていました。ルートゼロは企業文化として「7つの習慣」の考え方が根付いており、私も入社してから何があっても人のせいにはせず自責で行動する習慣が身につきました。結果として、悪口を言わなくなったことももちろんですが、「7つの習慣」にある原因を自分に求める姿勢は今の業務にも役立っています。
一般的にSESは社内の繋がりが薄いイメージがあると思われていますが、大変なこと・困ったことが起こったとき身近に相談できる相手はいましたか?
橋本さんとは勉強会の準備を手伝ったりしていた関係で毎週のように会っていたことから、相談できる関係でした。
橋本さんに相談した内容で印象に残っていることはありますか?
普段携わっている案件とは別に柴田さん経由でWebページ制作を依頼されたことがあり、当時Webページ制作に詳しくなかった私は橋本さんに相談しながら進めていましたね。
通常業務を終えてからWebページ制作も行われていたのですか!?
はい。自宅での業務のため際限なくできてしまい、熱中してしまったときは睡眠時間も削ってしまっていました(笑)ヘルプデスク業務からの帰宅後に4〜5時間ほど対応していまして、この業務をしていたときがルートゼロで一番大変だったといえます。
そうなると橋本さんに弱音も吐きたくなってくるのではないのでしょうか?
もう率直に「やばいです」と伝えました。そのようなとき橋本さんは「どこ分からないの?」「困ったときはすぐに電話して」などいつも相談に応じてくれ、具体的な助言やサポートをしてもらえました。
ルートゼロを一言で表すとしたらどんな会社ですか?
一言で表すとするならば、柔軟性がある会社ですね。
どのようなところにルートゼロの柔軟性が表れていると思いますか?
人ですね。こういうことをやってみたい!と相談したら前向きに受け止めてくれる雰囲気があります。柴田さんや橋本さんもそうですが、誠実な人が多いので一言目に否定されることはありません。どんな要望も柔軟に受け止めてくれる雰囲気があります。
川村さんも要望を伝えたことがありますか?
はい。ルートゼロのホームページのリニューアルをしていたときにサーバーを検討しておりまして、そこで社内サーバーを置いてはどうだろうかと提案しました。今後受託開発を行うことになった際などにも役立つといったメリットをお伝えしたら快諾してくれました。
自分の要望が通った瞬間ですね。その後はどうなったのですか?
その後はパーツを買ってもらい、自分で社内サーバーを組み立てるところまで担当できました。要望を聞き入れすぐに実行に移してくれるのを目の当たりにして、とても柔軟性がある会社だと感じた出来事です。その後、私は転職してしまいサーバーの運用開始まで担当できなかったことが心残りですが(笑)
ルートゼロに向いている人どんな人ですか?
自分の意見をはっきり言える人はルートゼロに向いていますね。
自分の意見をはっきり言える人というのは?
「これはおかしいんじゃないの?」といった指摘や、「自分はこうしたい」といった意思が伝えられるような人です。実際に社内にははっきりと意見を言える人が多くいました。
ルートゼロでは意見を求められることが多いのでしょうか?
そうですね。意見を求められる分、意見が反映されやすい環境でもあります。例えば、TSUNAG(※4:ルートゼロが現在も使用している社内コミュニケーションツール)上でどういう仕事をやりたいかといったアンケートが定期的に行われており、それを活用する社員もいました。もちろん、意見をはっきり言える人だけでなく、「意見をはっきり言えるようになりたい!」という意思を持って入社してこられる方にも適した環境だと思えます。
逆に、ルートゼロに合っていない人はどんな人ですか?
受け身な人は向いていないです。
受け身な人というのはどのような人ですか?
指示があるまで動けないような意思のない人です。「何をやりたいか」や「どうしたいか」などと意見を求められたときに「何でもいいです」といった回答をしてしまうような人では合わないと思います。
お世話になった柴田さんや橋本さんにこの場を借りて伝えたいことはありますか?
私はルートゼロを辞めて後悔したことはないのですが、ルートゼロで働けて後悔をしたこともありません。
なんかかっこいいですね(笑)
そうですか?(笑)
最後に、これからルートゼロに入社を考えている人にメッセージを伝えてください
ルートゼロは未経験者でも安心して入社できます。私自身、未経験からエンジニアになりました。研修が充実しており、勉強できる場やスキルアップできる場が整っています。エンジニアへのステップアップや更なるスキルアップを目指している方にとっては魅力的な会社です!
この度はご協力いただき本当にありがとうございました!
最後に、他の退職社員インタビュー
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