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元RPAエンジニア
森田 和馬
KAZUMA MORITA
ルートゼロ創業初期の時代に勤務していた元社員。SESではないインバウンド事業を経験し、SESとしてRPA関連の案件にも携わる。その後、ルートゼロのSES時代の客先だった会社に転職をすることとなり、退職。
まずは、ルートゼロに入ったきっかけを教えていただけますか?
僕は大学卒業後、特に就職活動もせずバイトしていました。その時、ルートゼロで勤務していた友人が「うちの会社いいよ」と声をかけてくれて、柴田さん(※1:ルートゼロの社長)と面接させてもらって入社しました。僕の場合、自分からSES就職しようと入ったわけではなく、友人からの紹介で縁があって入社した形ですね!
SESに就職を希望してはいなかったんですね!
友人の紹介で入社した後ルートゼロでは最初にどのような仕事をしていたのですか?
今はもうありませんが、ルートゼロのインバウンド事業を最初にやってました。その事業部では、僕と馬場さん(※2:ルートゼロの社員)という女性社員2人で確か1年くらい働いていました。
インバウンド事業ですか!では、当時はSES事業に携わっていたわけではなかったのですね。
はい!当然経験のないことで、少ない人数で回さなくてはいけないのでなかなか大変でした(笑)
インバウンド事業の後はどういった仕事をされていたのでしょう?
その後は東京支社を作ろうという話になり、大阪に住んでいたのですが、上京して東京支社で新たにスタートする形になりました。大阪でSESとして2~3個プロジェクトに入ったのち、僕が現在やっている仕事に結び付くRPAの仕事に携わることになりました。当時RPAという言葉を聞いたことはありましたが、スキルはまったくありませんでした。しかし、未経験でも現場でRPAを学ばせてもらいながら開発をこなしていく機会があり、今もRPAの仕事を続けている形です。
どういった経緯でルートゼロを辞めて現在の仕事に就くことになったのですか?
今は最初にRPAを学んだ出向先で働いています。
出向先に転職されたんですね!転職のきっかけは何だったのですか?
はい!そもそも僕がその現場に出向したくらいに「いろんな現場に身を置くよりもひとつの現場で業務に専念したい」と考えるようになったことがきっかけです。岡本さん(※3:ルートゼロの東京支社長)や現場の方に相談をしていくなかで、SESの環境では思い描くキャリアを実現できないことに気づかされ、転職する決断に至りました。
なるほど。そのなかで今の現場を選ばれたのはなぜなのでしょうか?
会社を辞めることを話したときに、「それなら来て欲しい!」と誘ってくれたことが理由です。業務に対するスキルや姿勢を評価してくれていたみたいで、「せっかくなら受けてみよう」と選考を受けた流れでことが運び今に至ります。
最初は未経験で学ばせてもらう立場だったのが、気づけば出向先から来て欲しいといわれる人材にまでなっていたのですね。
いわれてみると確かにそうですね。エンジニアとして成長させてくれる環境がルートゼロにはあったので、知らず知らずのうちにレベルアップしていたのかもしれません(笑)。
岡本さんや柴田さんに話したということですが、会社を移ることは話しづらかったのではないですか?
そうですね。単純に移動の流れだけを見たら引き抜きみたいな形になってしまうので、「そういった経緯があった」ということを理解いただきました。
お二方の反応はいかがでしたか?
時系列できちんと話したことで納得はしてもらいました!最終的にやりたいことを応援すると送り出してくれたことを覚えています。
ところで、ルートゼロを辞めた理由は何だったのでしょうか?
当時の僕は、ルートゼロであまり自分をアピールすることができてなかったんです…。しかしそれはルートゼロに限った話ではなく、そもそも自分にはSESの環境が合わないというのも感じていました。
どうしてSESの環境が合わないと思ったのですか?
SESは構造上、自社社員、営業、出向先社員とさまざまな関係者がいたうえで案件に配属されます。多くの方との関係構築ができたうえで成り立っている分、コミュニケーション能力が磨かれる良さもあれば、複雑な関係性のなかで苦労することもあります。当時の僕は、コミュニケーション能力よりも技術力を向上させたいと必死になっていたこともあり、ひとつのことに専念できない状況に煩わしさを感じたのかもしれません。
なぜそのような状況になったのでしょう?
特に当時のルートゼロは直接的な商流があるところがほぼなかったので、僕の場合だと多い時で3~4社を挟んだ現場に行くことが多かったんです。そこでの情報のやり取りにも難しさがありました。今は営業も強化されて、エンジニアとの情報共有も丁寧に行われているそうですが。
複数の会社、何人もの人が間に入ることでスムーズにいかないことがあったんですね。
はい。ルートゼロというよりはSESが合わないなと感じましたね。
実際に出向先の会社とのやりとりで困ったことはありましたか?
一番最初に入ったテストの現場でのことです。期間が満了する際、現場から延長依頼がきました。個人的に次は開発の案件をやりたいと考えていたのですが、僕指名の延長依頼だったこともあり、結局テストを続けることにしました。
周りから求められていることをやるのか、自分のやりたいことをするべきか、確かに判断に困ってしまうところではありますよね…。
はい。迷ったなかでの選択だったのですが、いざ続けてみたら悪いことばかりではありませんでした。最初は不本意な部分もあったのですが、最終的に依頼をくださった相手から「プロジェクトが上手くいけば開発にも携わって欲しい」と言ってくれました。実はルートゼロの営業もその可能性を知ったうえで、延長依頼を提案してくれていたようです。結局次の開発に進む前に頓挫してしまったプロジェクトではあったのですが、置かれた場所で頑張り続けることの価値を学べる経験となりました。
そういうことだったんですね…。
それでは、今の会社のやりがいってどんなところですか?
ルートゼロの社風に割と似ていて、1人に対して信頼して任せてもらえるところがあります。例えば手を動かして開発だけするということではなく、お客さんとのコミュニケーションや、スケジュール全体の管理など、単純な開発以外のところができる部分に対してやりがいを感じます!
それは自分の判断で仕事が進められるということですか?
もちろん相談した上での話ですが、自由の幅は広いと感じています!
そろそろ本題のルートゼロ時代の話ですが、柴田さんや岡本さんとはどういうタイミングでコミュニケーションを取っていましたか?
インバウンド事業にいたころは、柴田さんとはかなり密にコミュニケーションを取っていました!そもそも事業部自体が僕と上長しかおらず、インバウンド事業自体も大本のSESではなくサブ事業のように立ち上げた事業で、まだ安定していなかったので、柴田さん含めて割と密に連携を取っていました。
SESに入ってからは、定期的に飲み会とか集まりがあったので、そこでコミュニケーションを取っていましたね!それ以外では、自分の案件で悩んでいることなどの相談にのっていただいてました。
東京に来てからは、東京の支社長の岡本さんと話をさせてもらっていました。
SESは現場に行ってる時間が多く、会社の人となかなかコミュニケーション取るきっかけがないのではないですか?
正直そうですね。今どうなっているかわからないのですが、同期がいたとしても基本的に別の現場に行っているので、普段からコミュニケーション取るのが難しく、当時は社内SNSを使って、各々が業務報告を上げていた感じです。それで「この人、まだいるなぁ」や、それくらいのコミュニケーションだったんで(笑)そういう意味では僕の感覚だと、大阪にいたころより東京の方がコミュニケーションが取れているんじゃないかと思います!
社内SNSを使って上手くコミュニケーションが取れましたか?
ルートゼロにどんな人がいるのかを知ることができました。東京に行ってから、ちょうどルートゼロが採用に力を入れている時期もあって、知らぬ間に誰か増えていたり、または辞めていたりしていることがありました。そういった社内の動きを知れるのが社内SNSでしたね。
社内SNSは、不安やストレスを解消するのに役に立っていましたか?
むしろ、そこが普段勤務していて唯一横の繋がりというか、誰が何してるってことが確認できるようなタイミングではあったので良かったかなと思います。正直、社内SNSでコミュニケーションが取れなかったら、かなり辛い気持ちになっていたかとは思います。
ずばり「ルートゼロってこんな会社」みたいな連想ゲームするとしたら、どんな会社ですか?
はっきり言えると思うのは、世間一般のSES会社に比べたら恐らくだいぶ自由です!ちょっと意味が違うかもしれませんが、自分たちでやりたいことができる会社かなと思います。
ルートゼロが「自由」というのは、なぜなのでしょうか?
僕がちょうど抜けた頃くらいに始まったので詳細はわからないのですが…。例えばルートゼロってSES1本でやっていて、営業の人が案件とってきて開発者が入るということだけではなく、聞いたところによると、柴田さんにプレゼンをして、配信部門、ストリーマー部門を立ち上げてSESじゃないところで仕事を作ったこともあったようです!
その他にも、今は分かりませんが、韓国コスメの販売をやってることも聞いたことがあります。
韓国コスメ販売ですか!自分のやりたいことをプレゼンして、本当に事業としてやらせていただけるというのは面白い文化ですね!
そのように自ら提案した事業の一員として関われることもあれば、意向次第でグループ会社の社長などを任せられるような独立支援制度もありましたね!SESの会社じゃなくてもなかなか取り入れてる会社は少ないのではないかと思います。
可能性は無限大ですね!
それではルートゼロのここが良い!というところはどういったところですか?
IT1本だけとか、言われた現場にただ行くだけじゃなくて、自分がやりたいことをしっかりアピールして論理的に説明できれば、色々幅広くSESにとらわれずにチャレンジできる会社だと思っています!そこがルートゼロの良いところだと思います!
正直なところ…柴田さんや岡本さんはこわいですか?
基本的に何か自分がミスをしたとしても、それに対して感情的になるってことは一切なく、原因や改善策や今後どうしていくかを真剣に時間割いて教えて頂いてるので…こわいってイメージはまったくないですね。1人1人の社員の立場に立って考えてくれてるかなと感じます!
何か少しでもいいので、柴田さんと岡本さんに対する悪口、1つずつありませんか?(笑)
僕はルートゼロが嫌で辞めたってことではなくて、全然これも本音なんですけど。
悪口…難しいですね(笑)。う~~~~~~~~ん。絞れば出てきそうですけど。
何かないですかね?(笑)口癖が悪いとか、話を聞いてないとかそういったこともないですか?
本当ないですね(笑)仕事をするうえでも本当に尊敬できる方達なので。今でもすごく尊敬してますし、僕の今の仕事のスキルアップに繋がっているかなというところもあるので。逆に、最初に入った会社がルートゼロで良かったなと思ってます!
ではルートゼロの給料や昇給、スキルに応じた単価アップはあったかなどお金に関することを教えていただけますか?
自分の給料の詳細は、聞いたら教えてくれるはずなので、不透明感はなく、不当に自分が低くもらってるんじゃないかということもなかったです!
昇給については、当時は勤続年数によってという形でしたが、今は基本的にSESは現場の単価に応じてもらえるような形と聞いています。
他にもリーダー給があったと思います。確か、自分が先に現場に入ってる状態で、その現場で欠員が出たときに、そこに採用が決まったらプラスアルファでもらえるということがあった気がします。
自分の現場経験と面接のアピール力などのスキルに、単価が比例していくと思います!希望通りの現場がない時は、どこかの現場に入らないといけないので、多分理想通りにはいかないと思いますが。僕の場合は、たまたま今のスキルに見合ったところに入れたので。
ルートゼロって案件数は多い方なんですか?
基本的に案件が変わるタイミングで営業の方から複数提案していただけます。その中から僕たちが希望を言って、面接してもらう形なんで、全体でどれくらいあるかはわからないですね。
ただ、多分ルートゼロの営業としては、技術力などはもちろんなのですが、やる気や意欲を重視して、社風に合えば取るというスタンスでした。そういう意味で間口は広いと思ってます!
森田さんはコミュニケーション能力が高いと感じるのですが、ルートゼロではコミュニケーション力が特に求められますか?
柴田さんや岡本さんなどよくしゃべる人が多い環境にいたら、必然とコミュニケーション能力も上がっていくかなということと(笑)SESは面接が結構あるのでコミュニケーション能力がないと、アピールできないと思います。そこは面接の練習をしたこともありますし、やっていく中で培われたのだと思います!
ではルートゼロには合わない人とは、どのような人だと思いますか?
外のコミュニケーションとか一切取らずに、ひたすら自分だけでスキルを磨いて、自分だけのITスキルアップを目指してる人は、合わないかもしれないです。社風としても合わないんじゃないかな?
そもそも社風として自分から自発的に色々やる人が求められてると思うので、自分の中でITのキャリアの展望も特になくて、ただただ営業の人が持ってきた仕事をただ目の前のことをやるだけだと、それだけやっていても何年か経った後、思っていたほど給料上がらないことになると思うので、そういう人はあまり向かないと思います。
色々あったと思いますが、柴田さんや岡本さんに、この場を借りて言っておきたいたいことなどは何かありますか?
本当に、当時ルートゼロで学んだ仕事の仕方とか考え方は、今でも活きているとことがかなりあると感じていて、今の自分の基礎となるような部分を学べたかなと思っています。なので、本当に機会があればまたぜひお仕事なんかもご一緒させていただけたらなと思っています!
最後に、これからルートゼロにSESのエンジニアとして入社を考えている人たちに向けて、何かメッセージはありますか?
色々やりたいことが頭の中にある人、特に自分で自発的に何かやりたい人には、とても合う会社だな思っています!自分からどんどんやりたいことがあってきちんとアピールできるのであれば、今やってる事業じゃなくても納得して頂いたうえで展開することも十分可能な会社であると思うので。自分の持っているITスキルを活かしつつも新たな領域にも広げたい意識があれば、きっとルートゼロで新たな道が開けるはずです!
ルートゼロの魅力が伝わってきました!この度はご協力いただき本当にありがとうございました!
最後に、他の退職社員インタビュー
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