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元テクニカルサポート
住岡 優
YU SUMIOKA
ルートゼロで働く前から代表の柴田とは面識があり、ルートゼロ立ち上げのタイミングでルートゼロにジョイン。立ち上げ時期ということもあり、多種多様な業務を経験。その後、実家の家業を継ぐためにルートゼロを退職。
ルートゼロに入社する前は何をされていましたか?
ルートゼロに入る前は、柴田さん(※1:ルートゼロの社長)が以前働いていたブライダル会社の営業事務のアルバイトをしていました。
ルートゼロに入社する前から柴田さんと知り合っていたのですね!
柴田さんに初めて会った時はどんな印象でしたか?
めちゃくちゃ好きでした!出会ったときから僕のことをイジってくるような人で、めっちゃ面白いと思っていたんですよ。第一印象は最高でした。
一「第一印象は」、なんですね(笑)
その後いろいろ。本当にもう、いろいろあったので(笑)
ブライダルの営業事務のアルバイトの次は何をされていたのですか?
東京でITの会社に入ったのですが、左遷されるような形で大阪に行きました。そのときに柴田さんも大阪に来て、一緒に営業活動をしていました。
柴田さんも一緒に大阪へ行ったんですね!
その後、どのような経緯でルートゼロに入社することになったのでしょうか?
身上の都合によりIT会社を退社し、柴田さんと行動をともにしながら”何でも屋”みたいな仕事をしていました。そしてルートゼロが立ち上がったので、そのまま入社した形です。
ルートゼロに入ろうと思ったきっかけは柴田さんに誘われたからですか?
そうですね。僕はフラフラしながら柴田さんのお手伝いのようなことをしていたので、自分も成長したくて入社しようと思いました。柴田さんが成長させてやるというなら間違いないだろうという感じでしたね!
相当柴田さんを信用していたのですね。
当時から柴田さんの鬼教官ぶりに鍛えられていましたので(笑)。営業していた頃は仕事も上手くできず、サボったり、言い訳をしたりしてしまうことがあったのですが、そんな僕を説教するときほんまに成長したいかをまず聞いてくるんです。成長したいと答えたら「お前だけに伝わるように思いっきり言っていくけど大丈夫か?ほんまに成長したいんやったらそれくらい耐えなあかんで」っていうのを最初に言った上で、自分に足りないところを諭してくれます。
なんかその現場の緊張感すごそうですね(笑)もはや断れない空気な気がします(笑)
はい(笑)それでも自分を思って言ってくれていることは伝わっていたので、成長したいなら柴田さんの作るルートゼロに入社しようという判断に迷いはありませんでした。
ルートゼロに入社してからは、どのような仕事をしていましたか?
入社後は3年間くらい、ずっとPOSシステムのコールセンターのテクニカルサポートの仕事をしていました。
それでは、ルートゼロの仕事で成長できた仕事は何だったのですか?
柴田さんと間近で仕事できるルートゼロの環境だからこそ学べた感覚はありますね!今でも柴田さんの考え方はすごく面白いなと思います。今まで自分が生きてきた中で同じような考え方の人がいなかったので、すごく勉強になりました。
具体的に心に刺さった柴田さんの考え方はありますか?
インサイドアウトという考え方です。何か起こったときに全て相手のせいにするのではなく、自分にも非があったのではないかと考える考え方です。今まで僕は生きてきた中で全部他人のせいとかにしていたので、自分にはなかった考えを柴田さんに教えていただきました!
社会人として生きていくうえでの大事な考え方を教えてもらえたことが、住岡さんの人生にとって大きな転機だったんですね。
はい。もしこの考えに欠けたまま過ごしていたら、納得した人生を歩んでいないんじゃないかと思いますね(笑)。
色々な現場を経験されたと思いますが、実際に仕事をしていて辛かったことはありますか?
現場に入っていくとどんどん後輩ができてきたことが一番きついと感じていました。今までリーダーのようなポジションをやったことがなかったので、色々な責任を感じてすごく悩みましたね。上手くいかないことがいっぱい重なったときに1回柴田さんに泣きながら電話してしまいました(笑)。
具体的にリーダーになってどういったことが上手くいかなかったのですか?
いうこともなかなか聞いてくれないし、いざこざみたいなこともありました。自分は嫌われたくない気持ちがあったので、嫌われないように嫌われないようにとしていました。その思いに反して、陰口を言われたりとか…。初めての体験だったので、かなりきつかったですね。
それはきつかったですね…。そのときのピンチはどうやって乗り越えたのですか?
あまり周りに頼れる人もいなくて、自分で抱え込むタイプだったので、1回誰かに相談したいと思ったんです。現場に入ってからは月一くらいしか会っていなかったのですが、そのとき相談相手として最初に浮かんだのは柴田さんでした。話を聞いてくれて救われましたし、そのとき柴田さんもちょっと泣いてくれて。
泣いてくれたんですか…!そこまで人のことを自分のことのように思ってくれる社長さんなんですか?
別の機会での話なんですけど、「仕事は心で働いて欲しい」と言われたことがありまして。柴田さんは相手のことを心の底から思って接するタイプなので、感情移入することも多いそうなんですよ。仕事仲間に対して本気で伝えよう、受け取ろうとする人なので、今思うとその時も僕の悩みを分かち合ってくれたからこその涙だったのかと思います。その時お酒が入っていたから、というのも1割くらいあるかもしれませんが(笑)。
そのときは柴田さんに決定的なアドバイスをもらえたというより、話せたということに意味があったのですか?
そうですね!決定的なアドバイスをもらえたというよりか話せたということに意味がありました!
誰かに話を聞いてもらうということは大切なことですよね。
ところで柴田さんは怒ると怖いですか?(笑)
怖いです!(笑)ただ、他のみんなと僕の感じている怖さは多分ちょっと違うんですよね(笑)僕はルートゼロに入社する前から色々教えてもらってきた柴田さんのイメージがありすぎて…。めちゃくちゃ怖いんですよ、何されても。(笑)ずっと、師匠と弟子みたいな関係だったんですよね。お前はこれがだめだ、あれがだめだってたくさん言われてきたので…。それで柴田さんの顔色を伺うところが今でも少しだけあります(笑)
柴田さんはただ怖いだけではなく、指導をちゃんとするタイプなのでしょうか?
僕はしてもらいましたね。色んな考えがあるんだっていうのも教えてもらって、めちゃくちゃ勉強になりました。結果よかったっていうところなんですけど、当時はほんまに嫌でした(笑)まあ、自分がダメな人間やったなっていうのがすごくあったのですが(笑)
なるほど。後になって大切さを実感した形なのですね!
そうですね!今では本当に感謝しています!
柴田さんは”成長”という言葉を使うとのことですが、どういうときに成長という言葉を使いますか?
自分が今までやったことがないことや、自分が嫌だなと思うことを課題に与えられたときに、”成長”という言葉を使いますね。
それでは、今の住岡さんの中で成長とはどういうことですか?
僕の中での成長は、できなかったことができるようになるっていうことが一番の成長だと思うんですよ。ルートゼロに入るまでは、やりたくないことから逃げていたことがあったので。そこをやってみてできるようになったら一個階段上がれるような感じがします。僕の中で成長ってそういうものなのかなって思ってます。
成長するための秘訣はありますか?
考え方だと思うんですけどね。全部前向きにとらえることですかね。何事も考え方によっては、結局どっかで自分の糧にはなると思うんで。そこをもっといっぱい広い視野で見れたら、人って成長していくもんなんだろうなと思うんですけど。後はポジティブになることです。
ドラゴンクエストでいうと、新たな武器を手に入れるみたいな感じなんですかね?
まさに!柴田さんは僕にとっての武器屋さんみたいな存在ですね(笑)。
飲み会などの社内交流の頻度はどのくらいだったのですか?
月一でした。全体の帰社日というのがあって。IT会社って結構そういうの多いのかな。飲んだりするかはわかりませんが、集まりはちょくちょくあったと思います。
SESはなかなか交流も取りづらいと思われていますが、月一でも社員と交流ができるのは良いですね!
そうですね。社員とリアルでコミュニケーションを取れる場でした!普段会わない社員とも仲良くなれたりして楽しかったですね!
ルートゼロではプライベートな時間をとれていましたか?
取れてました。仕事終わったらあとは完全自由でメリハリがありました。
意外ですね!成長を重視する会社って業務外も働いたり勉強したりみたいなイメージがありました(笑)
もちろん自分から勉強している人もいたと思いますが、会社や柴田さんから強制されるみたいなことはなかったです。
ルートゼロの人とは今でも会ったりしますか?
今も会いますよ。今僕は広島にいるんですけど、大阪に行くときはたまに会ったりします。今でもSNSとかで結構やりとりしたりしますね。
会社を離れても交流が続いているのですね!
ところで、ルートゼロにはどんな人が多いですか?
変な人しかいないと思うんですけど(笑)僕の中で普通というのは”真面目な人”が”普通の人”の定義なんですけど、どこかみんなネジが壊れているというか…自分でいうのもなんですけど僕もちょっとネジが飛んでるタイプだったんで、それだから僕みたいな人が集まっているのかと思ってました(笑)
ネジが飛んでるような人たちが集まっても何とかなるんですね?(笑)
なんとかなりますね。むしろ、そっちの方が面白かったですけどね(笑)真面目な人ばかりが集まるとみんなが”普通”であろうとするじゃないですか。ルートゼロはその逆で、変な人が多かったからこそ、それぞれが突出したものを磨こうとするので、現場で活躍できるようになる人も多いんだと思います。
ルートゼロの今だからこそ言える悪口はありますか?
全体を見てて思ったのは、みんな柴田さんの前ではいい顔してましたね(笑)僕も多分そのうちの一人だったんですけど。みんな柴田さんに向いてる感じがしました。
なるほど(笑)なんだかんだ柴田さんがみんな怖かったんですかね?
う~ん。それもあるかもしれませんが、いい意味では柴田さんについていきたいという人が多かったようにも感じました。
尊敬する上司に気に入られたい気持ちだったのですね。少し安心しました(笑)
住岡さんの現在の職業を教えていただけますか?
2019年にルートゼロを退社した後は、広島の実家の造り酒屋を親を手伝いながら引き継ぐ形で、兄弟とやっています!
実家の酒屋を継ごうと思ったきっかけは何ですか?
どこかにいずれ戻りたいという気持ちがあったんです。ルートゼロでの仕事も楽しかったんですけど、もっと自分のところをアピールしたりするのも楽しいなと思ったので、そのタイミングで辞めました。
ルートゼロの仕事に区切りはありましたか?
なかったんですよ。家の手伝いをしたりイベントに参加をしたときにこういう仕事も楽しいなと感じて。そこで、長くルートゼロで働いたから、そろそろ…というのもあって辞めましたね。
後ろ向きな理由で辞めそうになったことや考えたことはありますか?
ありませんね。多分前向きじゃない理由で辞めても柴田さんから逃げ切れないと思ったんで(笑)そういう逃げ方ってあんま好きじゃなくて。義理を通していないというか。どこにいっても辞める時は絶対自分に何か思いがあるよっていうのを伝えてから辞めようと思ってます。
柴田さんが聞いたらすごく喜びそうですね(笑)。住岡さんと柴田さんの関係の深さを感じます。
それでは、これからルートゼロに入社しようとしている後輩に対してルートゼロはどんな会社だと伝えますか?
良くも悪くも全部自分次第な会社かなという感じですね。やる気がないやつはそのままで、やる気のあるやつはどこまでも上がれると思うんですよ。なので、結構柔軟な会社というかなんというか。自分次第の会社っていう感じですね。
自分次第の会社という印象は入社時から退社時までずっと変わりませんか?
僕はずっとそういう感じだなと思っていました!
起業当時からずっとぶれていないのかもしれないですね!
ルートゼロはどんな人に向いている会社ですか?
向上心がめちゃくちゃある人ですね。
逆にルートゼロが向いてなさそうな人はどんな人ですか?
自分に言い訳してさぼっちゃう人ですね。
なるほど。向上心のある人は、どんどん挑戦できる会社なのですね!
ルートゼロを離れて気付いたことはありますか?
今家にいるので全部自己管理になって、さぼろうと思えばさぼれたりするんですよね。時々ちょっとさぼったりしちゃいます(笑)そういう時にしかってもらえるうちが華なんだなと今となっては思いますね。
社会人になって親元を離れるとしかってくれる人も減りますよね。
本当に全部自分でなんでもしなくちゃいけないんで。当時はすごい辛かったんでしょうけど、納得するところはいっぱいあるんで、ありがたいなと思いました。あのタイミングで柴田さんに出会っていろいろしかってもらったおかげっていうのがあるんで、ルートゼロでの経験がなかったらどうなってたんだろうって思いますね。
ルートゼロに入って、人として成長できたのですね!住岡さんや柴田さんの人柄や、ルートゼロとはどのような会社なのかがよく伝わる貴重なお話をありがとうございました!
最後に、他の退職社員インタビュー
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