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ChatGPT Agent の実用性とは|Operator 統合解説

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最初にこの記事(OpenAI 公式、2025 年 1 月)を読んだとき、正直「すごいな」と思った。でもちょっと待って ── この「AI が考えて動く」って、本当に日常で役に立つんだろうか、なんとなくモヤっとしながら読み進めていました。


Operator って、要は“AI の手足”?

Operator というのは、OpenAI が 2025 年に ChatGPT に組み込んだブラウザ操作エージェントのこと。クリックやフォーム入力まで、まるで自分の代わりにブラウザを“操作してくれる”ような存在だそうです(OpenAI 公式発表)。

最初は「ふーん、便利そう」と思いつつも、読み進めるほどに「でも自分でやっても数秒じゃない?」という疑問も。便利と手間のコストって、案外シビアですよね。


そして ChatGPT Agent へ ──“考える AI”への進化

さらに 7 月には、Operator にDeep Researchという機能が合体し、「ChatGPT Agent」として再登場したという話(OpenAI 公式、2025 年 7 月)。

情報検索・要約・ファイル出力・予定登録 ── 全部ひとつのプロンプトで完結する未来、らしいです。たとえば「来週金曜に空いてる都内ランチを予約してカレンダーに入れて」と言えば、Agent が実行してくれる。これってもはや秘書を通り越して、もう「タスクの代行者」なのでは。


実例は魅力的、でも気になる「抜け」がある

紹介されていたのは、Google フォームの入力作業を Agent に任せるというデモ(The VergeTechCrunchでも取り上げられていました)。

ただ、フォームって意外と例外が多いですよね?画像付き認証があったり、動的に変化する項目があったり。そのあたりの“つまずきポイント”がスルーされているのが、少し気になりました。


利用条件や制限 ── 思ったより慎重な設計だった

実際にはこの機能、ChatGPT Pro や一部の Team ユーザー限定で提供されているらしく(OpenAI ヘルプセンター)、CAPTCHA
やパスワード入力は人間の手が必要だとのこと。加えて、メール送信や決済のような高リスク操作はあえてできないよう制限されているとか。

ちゃんと「使いすぎないようにする仕組み」も組み込まれていて、それは素直に安心材料。


でもこれって、今すぐ「任せられる」って話なのか?

結局のところ、これは「なんでも任せられる魔法の AI」というより、“ちょっと先の使える未来の断片”のようなものなのかもしれません。

未来の働き方や時間の使い方のヒントにはなるけれど、まだ「完全委任」にはちょっと早い気がする。むしろ、「何を任せて何を自分でやるか」を考えさせられるきっかけになるというか。


最後に:この技術に“違和感”があるからこそ、ちゃんと向き合いたい

AI が何かを代わりにやってくれる。それは確かに便利。けれど、その便利さの先にある“感覚のズレ”みたいなものも、同時に無視しないでいたい。

あえて言うなら、「このまま全部 AI に任せても、ちょっとつまらないかもな」とさえ思った自分がいます。

これは、技術を信じないという話ではなくて、「自分がどう使いたいか」を問われている感覚。そう考えると、ChatGPT Agent は、ただの便利ツールではなくて、“問いを返してくる存在”なのかもしれません。


※この記事内の技術情報は、すべて以下の一次情報に基づいて記述しています:

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