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SES現場のCI/CD導入とは?未経験からできる自動化完全ガイド

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はじめに|この記事で得られる価値

「CI/CD」「DevOps」――聞いたことはあるけれど「SES現場で本当に役立つのか?」と疑問を感じている方へ。
本記事は、現場でつまずきやすい課題と“あるある失敗”から出発し、未経験からでもわかるCI/CDの全体像・導入のコツ・キャリアへの効能まで、SESエンジニア目線で徹底解説します。
・開発現場での非効率やヒューマンエラーに悩む人
・手を動かしながら自動化・キャリアUPを目指したい人
に最適な内容です。

(CI/CDの自動化による品質向上やリリース効率化については『SES現場で失敗しないE2Eテスト導入手順とツール選び』をご参照ください)

用語解説:CI/CD
CI(継続的インテグレーション)は、コードを頻繁に統合し自動でテスト・ビルドする仕組み。CD(継続的デリバリー/デプロイメント)は、テスト済みの成果物を自動でリリース・本番反映まで進める仕組みです。

用語解説:DevOps
開発(Development)と運用(Operations)を連携させ、効率的な開発・リリース・運用を目指す考え方や文化。

用語解説:SES
システムエンジニアリングサービス。企業の現場にエンジニアが常駐し、開発や運用を支援する働き方。


1. なぜ「CI/CD」がSES現場で注目されるのか

CI/CDDevOpsといった言葉、聞いたことはありませんか?
SES現場では「またエラー…」「同じ作業ばかり…」と焦ることも多く、手動作業の繰り返しに悩むエンジニアがたくさんいます。

ここでは、「手動作業あるある」の課題を現場目線で整理します。

(ヒューマンエラーや手戻り防止策については『SESコード品質チェックリスト徹底解説|現場で失敗しないための基準とは?』をご参照ください)

用語解説:ヒューマンエラー
人的なミスや操作間違いによって発生するエラー。手作業が多い現場ほど起こりやすい。

■ 手動ビルドの“ハマりやすい”壁

  • 手順が多くてミスが起きやすい
  • バグや動作確認漏れで手戻りが増える
  • 作業が人に依存し、進め方がバラバラ

特にSES現場では顧客ごとのルール閉域網での制限権限不足など、独自の壁があります。
「自動化したいけど環境がバラバラで難しい」――そんなモヤモヤを一緒に分解していきましょう。


2. CI/CDとは?現場でラクになる自動化の全体像

CI/CDの基本をもう一度整理します。

  • CI(継続的インテグレーション):コードを共通リポジトリへこまめに統合し、自動でビルド・テストする仕組み。複数人で同時開発しても競合やバグ混入を減らせます。
  • CD(継続的デリバリー/デプロイメント):ビルドやテストをクリアした成果物を、いつでもリリースできる状態にし、自動で本番反映まで進める仕組み。つまり「ビルド→テスト→デプロイ」すべてを自動パイプライン化します。

用語解説:リポジトリ
ソースコードやファイルを管理する場所。Gitなどのバージョン管理システムで利用される。

用語解説:パイプライン
一連の作業(ビルド・テスト・デプロイなど)を自動化して順番に処理する仕組み。

日常生活で例えるなら…
CIは「毎日こまめに部屋を片付ける習慣」、CDは「片付けた部屋をいつでも友人を招ける状態に保つこと」と似ています。
こまめな掃除(CI)で散らかりやミスを防ぎ、いつでも人を呼べる(CD)安心感が得られる――そんなイメージです。

  • 手作業によるヒューマンエラーが減る
  • 案件や環境ごとの差異・設定漏れを最小化できる
  • 品質とリリーススピードを同時に底上げできる

「現場がバラバラ」「案件ごとにルールが違う」――そんな状況こそ、CI/CDの自動化が効いてきます。


3. SES現場向けCI/CDツール選び3つの視点

どのツールが使える?何から始めればいい?
現場ごとに制約が違うSESエンジニアにとっては、この悩みがつきものです。

(閉域網や権限管理が必要な現場でのCI/CDツール選定については『Spring Boot REST APIセキュリティ徹底比較|Spring Security・JWT認証の違いと失敗例』をご参照ください)

ツール 特徴 強み 注意点
GitHub Actions クラウド型。GitHubプッシュで動作 初心者も始めやすい。設定が直感的 インターネット必須。閉域網不可
Jenkins 自社サーバー設置型 ローカル・閉域網でも運用OK。拡張性高い メンテナンス負荷、ノウハウ要
GitLab CI/CD GitLab一体型 権限・アクセス制御しやすい。オンプレ運用可 GitLab必須。使いこなすには慣れが必要

ポイントはネットワーク制限・権限管理・ポリシー順守
まずはGitHub Actionsでローカル検証→現場要件に応じてJenkins/GitLabへという“段階的アプローチ”がおすすめです。

用語解説:GitHub Actions
GitHub上でコードの変更をトリガーに自動でビルド・テスト・デプロイなどを実行できるクラウド型CI/CDサービス。

用語解説:Jenkins
自社サーバーなどに設置して使うオープンソースのCI/CDツール。拡張性が高く、閉域網やローカル環境でも運用可能。

用語解説:GitLab CI/CD
GitLabに統合されたCI/CD機能。権限管理やオンプレミス運用に強みがある。

用語解説:閉域網
インターネットから隔離された社内ネットワーク。セキュリティや運用ルールのため外部サービスが使えない場合がある。


4. 現場導入で「つまずきやすい」壁と解決ヒント

CI/CDは魔法じゃない――現場導入には必ず壁があります。

  • ネットワーク/権限制限:外部サービス不可、クラウドNGな環境も多い
  • 秘密情報管理:APIキーや認証情報の扱いミスは大事故に
  • 運用・保守:パイプラインを放置すると“動かなくなる”ことも

用語解説:APIキー
外部サービスやシステムと連携する際に使う認証用の文字列。漏洩すると不正利用のリスクがある。

用語解説:認証情報
サービスやシステムにアクセスするためのID・パスワード・トークンなどの情報。

用語解説:保守
システムやツールを安定して使い続けるための管理・メンテナンス作業。

こんな時は「社内サーバーで動かせるツールを選ぶ」「権限は最小限に絞る」「テストは継続的に更新する」など、地道な対策が大切です。


5. CI/CDスキルでキャリアを“1段”上へ

CI/CD経験は、間違いなくキャリアの武器です。

  • 自動化・効率化を「実績」として職務経歴に書ける
  • DevOps/自動化強みで単価交渉もしやすくなる
  • 安定・高速なリリースを「できる人」として評価される

現場で使えるCI/CDノウハウは、これからのSESエンジニアにとって大きな差別化ポイント
「まずは一度やってみた」――この一歩が、未来を切り開きます。

用語解説:単価交渉
自分のスキルや実績を根拠に、報酬や契約条件を有利に交渉すること。

用語解説:差別化ポイント
他者と比べて自分が優れている・独自性を持つ部分。キャリア形成や評価で重要。

(SESエンジニアのキャリア形成や単価交渉のポイントについては『SES・SIer・自社開発の違い徹底比較!あなたに最適な働き方は?』をご参照ください)


6. まとめ|現場の壁を越える“自動化の一手”

SES現場でのCI/CD導入は、“現場の壁”を越えて効率も品質も底上げできる強力な一手です。
もちろん、ネットワークや権限などの“現場制約”はつきもの。
でも、「まずは個人環境や小さなプロジェクトで試す」ことで、徐々に自信が持てるはず。
あなたの現場にも、CI/CDの自動化が新しい風を吹き込む日が必ず来ます。
このガイドが、その最初の一歩になれば嬉しいです。


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