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SESでスキルアップできる?メリット・デメリット徹底解説

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SESで本当にスキルアップできる?現場目線で“技術キャリア”を分解します

「SESって、やめとけ…?」
私たち開発者仲間の間でも、SNSや現場でよく話題になりますよね。
一方で「SESはスキルアップに繋がる」「多様な経験が積める」という声も根強い。
この記事では、技術スキルアップに特化してSESのメリット・デメリットをロジカルに整理します。
モヤモヤを一緒に解消しましょう。


1. SESの仕組みと現場で得られる技術経験

SESとは?現場常駐モデルの特徴

SESは、エンジニアがクライアント先に常駐し、技術支援や開発業務に携わる契約形態。
派遣や請負と違い、業務委託(準委任)が基本です。
「労働そのものの提供」や「成果物納品」ではなく、作業プロセスや専門知識の提供が主眼となります。

(SESと派遣の違いについては『SESと派遣の違いを徹底比較|契約形態から報酬・キャリア支援まで』をご参照ください)

用語解説:SES(システムエンジニアリングサービス)
クライアント企業に技術者を常駐させ、専門技術やノウハウを時間単位で提供するサービス形態。準委任契約で結ぶため、業務範囲を契約書で細かく定義できます。

用語解説:業務委託(準委任)
業務の成果物ではなく、作業や知識の提供に対して報酬が支払われる契約形態。SESでよく使われます。

現場ごとに変わる技術スタック

SESでは配属先ごとに使う言語・フレームワーク・業務内容が大きく変わります。
例えば、Javaによる金融系システム、PythonでのAI分析、React案件、AWS運用保守など多岐にわたります。

(SES現場の参画準備については『Vue.js・React案件の参画準備7選|SESエンジニアがつまずかないための知識』をご参照ください)

用語解説:Java/Python/React/AWS
Java:企業システムで広く使われるプログラミング言語。
Python:AIやデータ分析で人気の高い言語。
React:Webアプリ開発で使われるJavaScriptライブラリ。
AWS:Amazonが提供するクラウドサービス群。


2. 案件ローテーションで広がる学びの幅

様々な業界・技術に触れるメリット

複数プロジェクトを経験することで、業界ごとのビジネス構造や異なる規模のシステム設計に触れられます。
開発現場ごとに品質基準やコミュニケーションスタイルも異なり、私たちの「引き出し」が増えます。

新技術を実務で経験できるケース

AWSGCPなどクラウド、DX案件など新しい領域にもチャレンジしやすい。
最新技術のキャッチアップや「未経験分野の現場経験」を積みやすいのはSESならではです。

用語解説:GCP/DX/キャッチアップ
GCP:Googleが提供するクラウドサービス。
DX:デジタルトランスフォーメーション。IT活用による業務改革。
キャッチアップ:新しい技術や知識を素早く習得すること。


3. SESで伸びるスキル・伸びにくいスキル

自然に伸ばしやすいスキル

新しい現場にすぐ馴染み、必要な知識やツールを吸収する力が鍛えられます。
幅広い技術知識やコミュニケーション力も自然と身につきます。

用語解説:コミュニケーション力
チームや顧客と円滑に情報共有・意思疎通する力。現場で特に重要です。

伸び悩みやすいスキル

設計・要件定義・PM力は元請側が担うことが多く、経験しにくい傾向。
自社独自プロダクトや長期的な技術深耕も限定的です。
(上流工程の詳細については『SES開発工程おさらいガイド|上流〜下流を完全解説』をご参照ください)

用語解説:設計/要件定義/PM力
設計:システムやソフトウェアの構造・仕様を決める工程。
要件定義:顧客や現場のニーズを整理し、必要な機能や条件を明確化する作業。
PM力:プロジェクトマネジメント力。進捗管理やチーム運営のスキル。


4. SESに向いている人・向かない人

向いている人の特徴

  • 新しい環境や技術に順応できる柔軟性
  • 多様な現場や技術に好奇心を持てる
  • 広く浅い経験を“武器”と捉えられるゼネラリスト志向

向かないかもしれない人の傾向

  • 1つの技術を深掘りしたいスペシャリスト志向
  • 長期的な人間関係やプロダクト成長にじっくり関わりたい

5. SESで技術スキルを“武器”にする方法

自己学習×現場経験の相乗効果

設計・要件定義・CI/CDなどは自己学習や副業・勉強会で補うのが効果的。
技術ブログ発信やOSS活動もおすすめです。

用語解説:CI/CD/OSS
CI/CD:継続的インテグレーション/継続的デリバリー。開発からテスト・リリースまでを自動化する仕組み。
OSS:オープンソースソフトウェア。誰でも利用・改良できる公開ソフト。

市場価値を高めるアウトプット戦略

SESでの経験はポートフォリオやGitHubで見える化すると市場価値が高まります。
資格取得や技術ブログ運営も客観的な実績アピールになります。

用語解説:ポートフォリオ/GitHub
ポートフォリオ:自分の成果物や実績をまとめた作品集。
GitHub:ソースコード管理や公開ができるWebサービス。エンジニアの実力アピールに有効。


6. 迷ったときの判断基準・行動指針

キャリアゴール別・最適ルート診断

  • 色々な現場を経験したい→SESの強みを活かす
  • 特定分野を極めたい→現場選び+自己学習を強化

スキルの棚卸しチェックリスト

  • 今まで経験した技術・役割を書き出す
  • 強みを持てる現場や工程を分析
  • 「これから伸ばしたい」技術・課題を具体化

FAQ

  • SESで本当に専門性は身につくのか?
    →幅広い技術経験は得やすいですが、特定分野の専門性は現場選びや自己学習が重要です。
  • 案件ごとに違う技術を学ぶメリット・デメリットは?
    →メリットは多様な知識・適応力が身につくこと。デメリットは深掘りしづらい点です。
  • SESで上流工程に関われる?
    →元請企業が担当することが多く、関わるには意欲的なアピールや現場選びが必要です。
  • 幅広い経験と深い専門性、どちらが有利?
    →キャリアゴール次第。ゼネラリストは多様な現場で活躍、スペシャリストは特定分野で高単価を狙えます。
  • 技術力を高めたい場合、現場外で何をすべき?
    →設計・CI/CD・資格取得・技術ブログ発信など、自己学習や副業・勉強会が有効です。
  • SESで成長が頭打ちだと感じたときの対策は?
    →新しい現場への挑戦、社外コミュニティ参加、ポートフォリオ作成などで成長機会を広げましょう。
  • SESに向いている人/向かない人の違いは?
    →柔軟性・好奇心・ゼネラリスト志向は向いています。特定分野を深掘りしたい人は現場選びが重要です。

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