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Eclipseデバッグ画面から戻れない?初心者でも安全な使い方と戻り方

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Eclipseデバッグの恐怖を自信に変える使い方ガイド

「よし、実行だ!」と書いたコードが動かない…なぜか計算結果が合わない…。
私たち開発者にとって、これは日常茶飯事です。

そんな時、先輩は決まって「デバッグしてみた?」と言います。
でも、Eclipseのあの「虫のアイコン」、なんだか押すのが怖くないですか?

「画面が切り替わって戻せなくなったら…」「エラーのたびに質問するのは心苦しい…」
そんな恐怖心を「自力で解決できる自信」に変えるのが、この記事の目的です。

まずは最大の不安「元の編集画面へ安全に戻る方法」から解説します。
その後、見て真似るだけで基本操作が身につく3ステップ、”ソースが見つかりません”といった頻出エラーの解決策まで、丁寧に見ていきましょう。

この記事を読み終える頃には、デバッグはあなたの「頼れる相棒」になっているはずです。


1. デバッグの「虫アイコン」、押すのが怖いと思っていませんか?

Eclipseに標準で備わるデバッグ機能を使えば、プログラムの内部を覗き見して、バグの原因を特定できます。

しかし、多くの初学者がこのデバッグに高い壁を感じています。

  • 見慣れない画面に切り替わってパニックになる
  • 元のソースコード編集画面への戻り方がわからない
  • 専門用語だらけで、何が起きているのか理解できない

エラーのたびに先輩に質問するのも、申し訳ない気持ちになりますよね。
まずは最大の不安を取り除くことから始めましょう。

用語解説:Eclipse
Javaをはじめとする多くのプログラミング言語に対応した統合開発環境(IDE)。コードを書くエディタ、コンパイラ、デバッガなど、開発に必要なツールが一つにまとまっている。

用語解説:デバッグ
プログラムが意図した通りに動かない原因(バグ)を見つけ出し、修正する作業のこと。

用語解説:バグ
プログラムに含まれる誤りや欠陥のこと。予期せぬ動作やエラーの原因となる。


2. 【一番最初に!】デバッグ画面から元の編集画面へ安全に戻る方法

デバッグが怖い最大の理由は、「元の画面に戻れないかもしれない」という不安です。
戻り方さえ知っていれば、何も怖くありません。ここでは2つの簡単な方法を紹介します。

■ 手順1:「デバッグ・パースペクティブ」を閉じる

デバッグを開始すると、画面はデバッグ・パースペクティブという専用のレイアウトに切り替わります。
普段の編集画面はJavaパースペクティブです。

元の画面に戻る最も確実な方法は、このデバッグ・パースペクティブを閉じることです。

  • Eclipseのウィンドウ右上隅に注目します。
  • 「Java」の隣に「デバッグ」ボタンがあるはずです。
  • この「デバッグ」ボタンを右クリックします。
  • 表示されたメニューから「閉じる」を選択します。

✅ たったこれだけで、画面は見慣れたJavaパースペクティブに完全に戻ります。
いつでもホームに帰れるので、安心してデバッグボタンを押せますね。

■ 手順2:ワンクリックで切り替える

毎回閉じるのが面倒な場合は、パースペクティブをワンクリックで切り替える方法が便利です。

  • ウィンドウ右上隅のボタンを使います。
  • 編集画面に戻りたい時は、「Java」ボタンをクリックします。
  • 再びデバッグ画面に戻りたい時は、「デバッグ」ボタンをクリックします。

このように、パースペクティブは単なる画面レイアウトの切り替えに過ぎません。
この事実を知るだけで、心理的ハードルはぐっと下がるはずです。

用語解説:デバッグ・パースペクティブ
デバッグ作業専用に最適化されたEclipseの画面レイアウト。変数の値やプログラムの実行状況などを確認しやすいように、ウィンドウが配置されている。

用語解説:Javaパースペクティブ
Javaのコードを編集する作業に最適化された、Eclipseの標準的な画面レイアウト。


3. そもそもデバッグとは?コードの中を覗く「レントゲン写真」

そもそもデバッグとは何でしょうか?
一言でいえば、プログラムが動く最中の「途中経過」を観察し、バグの原因を修正する作業です。

これは健康診断で撮る「レントゲン写真」に似ています。
外から見えないコードの内部を、デバッガという機械で可視化するイメージです。

変数に今どんな値が入っているか、どのルートを処理が通っているかが一目瞭然になります。
闇雲にコードを眺めたり、System.out.println()を埋め込んだりするより、はるかにスマートな問題解決手法なのです。

用語解説:デバッガ
デバッグ作業を支援するためのツールや機能のこと。プログラムを途中で止めたり、変数の値を確認したり、処理を1行ずつ進めたりできる。

用語解説:System.out.println()
Javaで、コンソール(出力画面)に変数の値やメッセージを表示するために使われる命令。デバッグの原始的な手法として用いられることもある。


4. 【基本の3ステップ】Eclipseデバッグのわかりやすい使い方

それでは、デバッグの具体的な使い方を3ステップで見ていきましょう。

■ ステップ1. ブレークポイント:怪しい場所で一時停止させる

デバッグの第一歩は、プログラムの実行を一時停止させたい場所を決めることです。
この目印をブレークポイントと呼びます。

  • ソースコード上で、確認したい行を探します。
  • その行番号の左側にある青い帯をダブルクリックします。
  • 青い丸(●)が表示されれば、ブレークポイントの設定は完了です。

これでプログラムを実行した際、この行に到達すると処理がピタッと一時停止します。

■ ステップ2. ステップ実行:1行ずつコードの動きを観察する

ブレークポイントで一時停止したら、コードを1行ずつ実行して動きを観察します。
この操作をステップ実行と呼びます。主に使うのは次の3つです。

  • ステップオーバー (F6キー)
    現在の行を実行し、次の行へ進みます。メソッドの中には入らず、まずはこれを基本に使うと良いでしょう。
  • ステップイン (F5キー)
    現在の行がメソッド呼び出しの場合、そのメソッドの内部へ入っていきます。自作メソッドの動きが怪しい時に使います。
  • ステップリターン (F7キー)
    現在のメソッドの処理を最後まで実行し、呼び出し元に戻ります。ステップインで入った後、残りの処理を飛ばしたい時に便利です。

最初は「ステップオーバー(F6)」だけを使い、「メソッドの中も詳しく見たいな」と思ったら「ステップイン(F5)」を使う、という覚え方で十分です。

■ ステップ3. 変数ビュー:変数の「今の中身」を覗き見る

ステップ実行でコードを進めながら、同時に「変数ビュー」を確認します。
これは、変数の「今の中身」をリアルタイムで表示してくれるウィンドウです。

  • ブレークポイントで処理を止めます。
  • 変数ビュー」に、その時点の変数一覧が表示されます。
  • ステップオーバー(F6)」で1行処理を進めてみましょう。
  • 値が変更された変数がハイライトされ、値の移り変わりが一目瞭然です。

「期待と違う値が入っている」といったバグの原因が、この変数ビューを眺めているだけで面白いように見つかります。

用語解説:ブレークポイント
プログラムの実行を意図的に一時停止させるための目印。バグの原因を探りたい箇所の直前に設定する。

用語解説:ステップ実行
ブレークポイントで一時停止したプログラムを、1行ずつ実行させていく操作のこと。処理の流れを詳細に追跡できる。

用語解説:ステップオーバー
メソッド呼び出しの行を実行する際、そのメソッドの中には入らずに結果だけを得て、次の行に進むステップ実行操作。

用語解説:ステップイン
メソッド呼び出しの行を実行する際、そのメソッドの内部に処理を進めて、中での動きを確認するステップ実行操作。

用語解説:ステップリターン
ステップインで入ったメソッドの処理を最後まで一気に実行し、呼び出し元の次の行に戻るステップ実行操作。

用語解説:変数ビュー
デバッグ中に、プログラム内の各変数が現在保持している値を一覧で表示するウィンドウ。値の変化をリアルタイムで監視できる。


5. 【あるあるエラー解決集】2大エラーの原因と対処法

ここでは、初心者が遭遇しがちな代表的なエラーの解決策を紹介します。
先輩に聞く前に、まずはここを確認してみてください。

■ ケース1:「ソースが見つかりません」と表示された

これは、ステップインなどで処理を進めた結果、Eclipseがソースコードを見つけられなくなった時に表示されるメッセージです。

  • 原因: Javaの標準ライブラリ(例: StringクラスやArrayListクラス)の内部に入ろうとした。
  • 対処法: エラーではありません。慌てず「ステップリターン(F7)」を押し、自分のコードに戻りましょう。

■ ケース2:「main が見つかりません」と表示された

プログラム実行時、コンソールにError: Main method not found in class …と表示されるケースです。

  • 原因1: 実行しようとしているクラスにpublic static void main(String[] args)メソッドが存在しない。
  • 対処法1: mainメソッドを持つクラスを選択しているか確認し、なければ追加してください。
  • 原因2: mainメソッドの記述が間違っている(例:staticの付け忘れ)。
  • 対処法2: public static void main(String[] args)という記述が、一字一句間違っていないか確認しましょう。

「(Javaの基本的な学習順序については『SES エンジニアのための Java 学習ロードマップ完全版|何から始めるか 5 ステップで解説』をご参照ください)」

用語解説:Java標準ライブラリ
Javaに最初から組み込まれている、基本的な機能を提供するクラス群のこと。文字列操作(String)やリスト(ArrayList)など、自分で作らなくても利用できる便利な部品。

用語解説:mainメソッド
Javaプログラムを実行したときに、最初に呼び出される特別なメソッド。プログラムのエントリーポイント(開始地点)となる。


6. FAQ:Eclipseデバッグに関するQ&A

  • Q. Pleiades(プレアデス)でも操作は同じですか?
    A. はい、同じです。PleiadesEclipseの日本語化パッケージなので、基本機能は全く同じです。
  • Q. Spring Bootプロジェクトでもデバッグできますか?
    A. はい、可能です。 @SpringBootApplicationが付いたクラスのmainメソッドから「デバッグ」>「Javaアプリケーション」で起動します。

    「(Spring Bootのテスト設計については『Spring Bootテスト設計入門:TDD×モック×CI自動化ガイド』をご参照ください)」

  • Q. デバッグを終了しても画面レイアウトが元に戻りません。
    A. 手動で「Java」パースペクティブをクリックして切り替えてください。本記事の冒頭で解説した手順です。
  • Q. もっと効率化できるショートカットキーはありますか?
    A. はい。まず以下の3つを覚えると効率が格段に上がります。
    F8: 次のブレークポイントまで一気に実行(再開)
    F6: ステップオーバー(メソッドの中に入らず次に進む)
    F5: ステップイン(メソッドの中に入る)
  • Q. 「条件付きブレークポイント」とは何ですか?
    A. 特定の条件が満たされた時だけ一時停止する機能です。例えば「変数 i が10になった時だけ止めたい」といった場合に使います。

7. まとめ|自信を持ってバグを解決しよう!

この記事では、Eclipseデバッグへの恐怖心をなくすための第一歩を解説しました。

最大の不安であった「元の画面への戻り方」をマスターし、基本の3ステップ「ブレークポイント」「ステップ実行」「変数ビュー」を使いこなせば、バグの原因はすぐに見つけられるはずです。

デバッグは、私たち開発者にとって最も頼もしい相棒です。「(バグを未然に防ぐテストケースの作成方法については『テストケース作成の基本7ステップ|初心者でもできる作り方と実例付き』をご参照ください)」
ぜひコードをコピペして、まずは動かしてみてください。


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