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Next.js・Node.js徹底比較|7つの観点とAPI連携のベストプラクティス

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【図解】Next.jsとNode.jsの違いは?役割・アーキテクチャ・使い分けを徹底解説

Next.jsはNode.js上で動く――でも、何がどう違うの?
APIはRoute Handlersで完結?Expressサーバーを別で立てるべき?
そんな“現場のモヤモヤ”に直面した方へ、Next.jsとNode.js(Express)の違いとベストな使い分けを、実務目線で整理しました。
「違いが曖昧なまま使っていて不安」「パフォーマンスや運用面で最適な選択をしたい」――そんな私たちの悩みを、7つの観点×実践ユースケースで徹底的に解消します。

(Node.jsのパッケージ管理やpackage.jsonの基礎は『package.jsonを完全理解|Node.js初心者でも迷わない使い方・エラー対策』をご参照ください)

用語解説:Next.js
Reactを基盤としたフルスタックWebフレームワーク。SSRやAPI開発などフロント・バックエンド両方をカバー。

用語解説:Node.js
JavaScriptをサーバーサイドで動かすための実行環境。V8エンジンを利用。

用語解説:Express
Node.js上で動作するWebアプリケーションフレームワーク。APIやWebサーバー構築に広く使われる。

用語解説:API
アプリケーション同士がデータや機能をやり取りするためのインターフェース。

用語解説:Route Handlers
Next.jsのAPIルート機能。app/api/配下にファイルを置くだけでAPIエンドポイントを作成できる。


1. 【図解】Next.jsとNode.jsの役割・関係性を5分で理解

まず、根本的な違いと“重なり方”を整理します。
両者は競合ではなく、階層構造で連携する存在です。

  • 基盤:Node.js(実行環境)

    • ミドルウェア/ライブラリ:Expressなど

      • 上位フレームワーク:Next.js

Node.js ― サーバーサイドJavaScriptの「実行環境」

Node.jsは、ブラウザ外でJavaScriptを動かせる「実行環境」です。
ChromeのV8エンジンをベースに、ファイル操作やネットワーク通信など、サーバーならではの機能を提供します。
例えばExpressのようなWebフレームワークは、このNode.js上で動く“ライブラリ”の1つです。
本記事では、Node.js + Expressの組み合わせを前提に比較を進めます。

用語解説:V8エンジン
Google Chromeに搭載されている高速JavaScriptエンジン。Node.jsもこれを利用。

用語解説:ライブラリ
特定の機能をまとめた再利用可能なプログラム部品。

Next.js ― Node.js上で動くReactの「フルスタックフレームワーク」

Next.jsは、Reactを基盤とするフルスタックフレームワーク
SSR(サーバーサイドレンダリング)、SSG(静的サイト生成)、API開発(Route Handlers)など、フロント〜バックエンドまで一貫した機能を持ちます。
ポイントは、Next.js自身もNode.js環境で動作すること。
開発・本番問わず、裏ではNode.jsが動いています。

日常生活での例えで整理すると、以下のようになります。

例え:家の建築で考えるNext.jsとNode.jsの関係性

家を建てる際の構造に例えると、次のようになります。

  • Node.jsは「家の土台や基礎」
  • Expressは「家の壁や屋根」
  • Next.jsは「家全体」

つまり、Next.jsNode.jsの上に構築されており、両者は補完関係にあります。
これにより、Next.jsNode.jsの機能を活用しつつ、開発者にとって使いやすい抽象化されたAPIやツールを提供しています。

用語解説:SSR(サーバーサイドレンダリング)
サーバー側でHTMLを生成し、初期表示を高速化する手法。

用語解説:SSG(静的サイト生成)
ビルド時にHTMLを生成し、CDN等で配信する方式。高速・低コスト。

用語解説:フルスタックフレームワーク
フロントエンドとバックエンド両方の開発を一貫して行える枠組み。


2. 【7つの観点】Next.js vs Node.js(Express)徹底比較

役割の違いを踏まえ、7項目で“現場的に本当に重要な違い”をまとめます。

2-1. 【アーキテクチャ】フルスタック vs バックエンド特化

  • Next.js:フロントとバックエンドが一体化した「フルスタック」アーキテクチャ。BFF(Backend For Frontend)用途が得意。
  • Node.js(Express)バックエンド専用サーバー。API提供やマイクロサービス単位での独立運用に最適。

(フロントエンドフレームワークの選び方は『フロントエンドフレームワーク徹底比較!React・Vue・Angular違いと選び方』も参考になります)

用語解説:BFF(Backend For Frontend)
フロントエンドごとに最適化されたバックエンドAPIを提供する設計パターン。

用語解説:アーキテクチャ
システム全体の構造や設計思想のこと。

用語解説:マイクロサービス
機能ごとに独立した小さなサービス群でシステムを構築する手法。

2-2. 【パフォーマンス】SSR/Edge vs シングルプロセス

  • Next.js:SSR/ISRで初期表示が速い。Vercel等のEdge Functions活用で“ユーザーに近い場所”で高速応答。
  • Node.js(Express):シングルスレッド&イベントループで大量I/Oに強い。
    CPUヘビーな処理は全体をブロックしやすいが、リアルタイム通信や複雑ロジックには◎。

用語解説:Edge Functions
CDNのエッジ(ユーザー近く)で実行されるサーバーレス関数。低遅延で応答可能。

用語解説:シングルスレッド
1つの処理単位(スレッド)で全てのリクエストを順次処理する方式。

用語解説:イベントループ
非同期処理を効率的に管理するNode.jsの仕組み。

用語解説:I/O
Input/Output。データの入出力処理全般。

2-3. 【API開発】Route Handlers vs Express

  • Next.js(Route Handlers)app/api/route.tsを置くだけで直感的なAPIが作れる。
    小〜中規模に向く。

    // app/api/hello/route.ts
    
    export async function GET(request: Request) {
      return new Response('Hello, Next.js!');
    }
    
  • Express:柔軟だが記述量が増えやすい。
    大規模API・複雑処理に最適。

    // server.js
    
    const express = require('express');
    const app = express();
    
    app.get('/api/hello', (req, res) => {
      res.send('Hello, Express!');
    });
    
    app.listen(3001);
    

用語解説:CRUD
Create, Read, Update, Deleteの略。基本的なデータ操作の4機能。

用語解説:エンドポイント
APIで外部からアクセスできるURLやパスのこと。

2-4. 【ルーティング・ミドルウェア】

  • Next.jsmiddleware.tsで認証・リダイレクト等の制御が可能。主にリクエスト改変が目的。
  • Express:ミドルウェアの柔軟な組み合わせが核。ロギング、認証、エラー処理等をパイプライン化。

用語解説:ミドルウェア
リクエストやレスポンスの処理を拡張・制御するための中間ソフトウェア。

用語解説:パイプライン
複数の処理を順番に流す仕組み。ミドルウェアの連結など。

2-5. 【DB接続】サーバーレス時のORM注意点

  • Next.js:サーバーレス環境では接続管理に工夫(Prismaはグローバルキャッシュ等が必須)。
  • Express:永続サーバーなのでDB接続プールを起動時に作ればOK。

用語解説:サーバーレス
インフラ管理不要で自動スケールする実行環境。FaaSなど。

用語解説:ORM
Object Relational Mapping。DBとオブジェクト指向言語の橋渡しをする仕組み。

用語解説:接続プール
DB接続をまとめて管理し、効率的に再利用する技術。

用語解説:グローバルキャッシュ
アプリ全体で共有されるキャッシュ領域。DB接続の再利用などに使う。

2-6. 【デプロイ・運用】Vercel vs AWS/Docker

  • Next.jsVercel連携が最適解。Git連携だけでCI/CDが即構築。
  • ExpressDockerでコンテナ化し、AWSやGCPへ。運用自由度は高いが知識も必要。

(CI/CDやDockerによる開発自動化は『SES現場のCI/CD導入とは?未経験からできる自動化完全ガイド』もご参照ください)

用語解説:Vercel
Next.js開発元が提供するクラウドサービス。デプロイやCDN、Edge Functionsなどを簡単に利用可能。

用語解説:CI/CD
継続的インテグレーション/継続的デリバリー。自動テスト・自動デプロイの仕組み。

用語解説:Docker
アプリや環境をコンテナ単位でパッケージ化・配布・実行できる技術。

用語解説:GCP
Google Cloud Platform。Googleのクラウドサービス群。

2-7. 【エコシステム・将来性】

  • Next.js:Vercel起点のフロント開発DX重視エコシステムが急拡大。React進化と連動。
  • Express:10年以上の実績・大量npmライブラリで成熟した信頼性

用語解説:エコシステム
関連ツールやサービス、コミュニティなどを含めた技術の生態系。

用語解説:DX
デジタルトランスフォーメーション。IT活用による業務や価値の変革。

用語解説:npm
Node.jsのパッケージ管理システム。ライブラリの配布・管理に使う。


3. Next.jsから既存Node.js(Express)API連携チュートリアル

3-1. クライアントコンポーネントからfetch/SWR

'use client';
import useSWR from 'swr';

const fetcher = (url: string) => fetch(url).then(res => res.json());

function Profile() {
  // 既存Node.js APIを叩く
  const { data, error } = useSWR('http://localhost:3001/api/user/1', fetcher);

  if (error) return <div>Failed to load</div>;
  if (!data) return <div>Loading...</div>;

  return <div>Hello, {data.name}!</div>;
}

3-2. サーバーコンポーネントからセキュアAPIコール

// app/dashboard/page.tsx
async function getUserData() {
  const res = await fetch('http://localhost:3001/api/data', {
    headers: {
      Authorization: `Bearer ${process.env.API_SECRET_KEY}`,
    },
    cache: 'no-store',
  });
  
  if (!res.ok) throw new Error('Failed to fetch data');
  return res.json();
}

export default async function DashboardPage() {
  const data = await getUserData();

  return (
    <main>
      <h1>Dashboard</h1>
      <p>Data: {JSON.stringify(data)}</p>
    </main>
  );
}

(TypeScriptのPromise型や非同期処理の型定義は『TypeScript Promise型定義完全解説|any撲滅と使い分け』も参考になります)


4. Next.jsとNode.jsのFAQ【現場あるある】

  • Q1. どちらから学ぶべき?
    Node.js基礎→Express→Next.jsの順が理解の近道。
  • Q2. Expressは不要?
    NO。大規模APIや複雑ロジックはExpressの独壇場。使い分けが本質
  • Q3. Route Handlersだけで十分?
    小規模/CRUDならOK。複雑処理や長期タスクはNode.jsサーバー併用が賢明。
  • Q4. なぜVercel推奨?
    → 開発元の最適化&ISRやEdge機能を最大活用できるから。
  • Q5. Docker開発環境の構築は?
    → Next.js&Node.js APIをDockerfileで分離しdocker-compose管理が一般的。
  • Q7. BFF(Backend For Frontend)とは?
    → 複数APIを束ね“フロント最適化”したバックエンド。Next.jsはBFF構築が得意。

まとめ

  • Node.js=サーバーでJSを動かす「実行環境」
  • Next.js=その上で動く「フルスタックフレームワーク」
  • 両者は“組み合わせる技術”。規模・用途に応じた“適材適所”が本質

(NoSQLとSQLの違い・API設計の考え方は『NoSQLとSQLの違い徹底比較|RDB経験者向け3つの壁と使い分けガイド』もご参照ください)

まずは手元でAPIルートや連携コードを動かして、違いを体感してみてください。


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