ChatGPTを“JavaScript開発の相棒”にしよう
JavaScriptで開発していると、こんなことで悩んだことはありませんか?
-
非同期処理のバグ、理由がわからない
-
DOM操作、やり方が冗長で面倒
-
入力フォームのバリデーション、状態管理が複雑
そんなときに頼れるのがChatGPT。APIを使わず、ブラウザからの対話だけで、実務のヒントやコード改善案を得られます。
本記事では、JavaScriptに特化してChatGPTを開発に活用する方法を、10個の実践例と具体プロンプト付きで紹介します。
JavaScript開発に効く!ChatGPT活用術10選
1. DOMイベントのバインド方法を聞く
-
プロンプト例:
ボタンが複数あるとき、クリックイベントをまとめてバインドする効率的な方法を教えてください。
-
活用シーン:querySelectorAllで取得した要素にイベントを一括付与したいとき
2. 非同期関数のバグ調査
-
プロンプト例:
以下のコードで、Cannot read properties of undefined というエラーが出ます。
原因と修正案を教えてください。
async function loadUser() {
const res = await fetch('/api/user');
const user = res.json();
console.log(user.name);
}
-
ポイント:Promise未解決のままプロパティにアクセスしようとしている典型パターン
3. Fetch APIのエラー処理を相談
-
プロンプト例:
fetchでAPIを呼び出すとき、エラー時にユーザーに通知を出す処理の書き方を教えてください。
-
活用シーン:401/500などのHTTPエラー時にトースト通知などを実装したいとき
4. 状態管理の設計パターンを考える
-
プロンプト例:
フォーム入力の状態管理で、useStateとuseReducerのどちらを使うべきか判断基準を教えてください。
-
活用シーン:Reactなどで状態が複雑化してきたときの選択肢検討
5. 入力フォームのバリデーション設計
-
プロンプト例:
JavaScriptで、リアルタイムにエラー表示するバリデーションを設計したい。
どのような設計にすべき?
-
活用シーン:バリデーションエラーを即時表示しつつ、UIの反映を最適化したい
6. LocalStorageを使った状態保存方法
-
プロンプト例:
入力フォームの内容をLocalStorageに保存して、ページ再読み込み後に復元する方法を教えてください。
-
活用シーン:入力途中のデータを一時保存したいとき
7. ローディング表示のベストプラクティス
-
プロンプト例:
非同期処理中にローディングスピナーを表示し、終了後に消す処理の構造を教えてください。
-
活用シーン:状態をトグルしてUIを制御したいとき
8. Web Componentsの使い方を聞く
-
プロンプト例:
Custom Elementsを使って独自のボタンコンポーネントを作るには、どう書けばよいですか?
-
活用シーン:コンポーネント再利用性を高めたいときに、Web Componentsの導入検討
9. 複雑な配列操作のアルゴリズム相談
-
プロンプト例:
以下のような配列から、月ごとの件数を集計する処理を最適に書くには?
const data = ["2024-01-12", "2024-01-20", "2024-02-02"];
-
活用シーン:reduceやmapを使いこなしたいとき
10. コンソール以外のデバッグ手法を提案してもらう
-
プロンプト例:
JavaScriptのデバッグでconsole.log以外の便利な手法やツールがあれば教えてください。
-
活用シーン:パフォーマンス調査や状態可視化ツールを知りたいとき
つまずきポイントとJSならではの注意点
■ コードの貼り方で精度が変わる
-
対策:関数単位・小さなコードでやり取りするのがベスト
■ DOMやブラウザAPIの知識が前提になることも
-
対策:事前に「どういうUIにしたいのか」を伝えると◎
■ フレームワークとの使い分けで混乱する
-
対策:React/Vueなどの前提を明示して質問する
まとめ
-
JavaScript開発におけるChatGPTの活用は「設計・実装・デバッグ」すべてに役立つ
-
特にDOM操作・非同期処理・状態管理はChatGPTとの相性◎
-
課題をそのまま日本語で相談することで、答えだけでなく“考え方”が学べる
【外部リンク】
React 公式ドキュメント(useState / useReducer)