【SES の自己PR】高単価案件でも評価されない?――転職で損をしない 3 ステップをやさしく解説
「常駐だから成果が見えにくい」「数字で語れと言われても難しい…」
そんな悩みを抱える SES エンジニアの方へ。
ポイントは「数字 × ロジック」で実績を整理することです。
本記事では
① SES 自己PRでチェックされる 3 つの指標
② 自己PRを作る 3 ステップ
③ 仕上げのセルフチェック方法
を順番に紹介します。
読み終わる頃には、客先常駐でも伝わるわかりやすい自己PRが作れるはずです。
SES エンジニアが自己PRでつまずきやすい 3 つの壁
1. 成果がクライアントのものになる →「誰の実績?」問題
成果物が客先の資産になるため、履歴書に書くと「本当にあなたの実績?」と疑われがちです。
2. 案件ごとに技術も役割もバラバラ
Java 開発 → PowerShell 自動化 → SQL チューニング… と散らばると、ただ並べるだけでは「器用貧乏」に見えてしまいます。
3. 単価や稼働率などの数字が社外秘
単価は会社やフェーズで大きく変わります。「高単価案件なのに給与に反映されない…」と感じるギャップが自己PRを難しくします。
自己PRで評価される 3 つの指標
① 技術力:使った技術 × どこまで適用したか
例)「Spring Boot で REST API を新規構築し、月 300 万リクエストに対応」
技術名と規模をセットで書くと再現性が伝わります。
用語をかんたん解説
- Spring Boot:Java で Web サービスを手早く作れるフレームワーク。
- REST API:サービス同士がデータをやり取りする一般的な仕組み。
② ビジネス貢献:工数削減率・コスト削減率
例)「障害対応 80 時間 → 20 時間/月(75% 削減)」
守秘義務を守りつつ割合で成果を示せます。
③ 再現性:課題 → 施策 → 結果 のストーリー
三段論法で書くと「他の案件でも同じように成果を出せそう」と評価されます。
客先常駐でも伝わる 自己PR 3 ステップ
ステップ 1:数字で切り出す(単価帯・稼働率・チーム規模)
冒頭に「案件の規模 × 自分の役割」を数字で示すと目を引きます。
用語をかんたん解説
- 単価割合:クライアント請求額のうち、エンジニアに還元される割合。
- 稼働率:プロジェクトに充てた労働時間の割合。
ステップ 2:課題解決ストーリー化(Before → Action → After)
例)「レスポンス 2 秒 → 0.3 秒」「夜間障害 3 件/週 → 0 件」
ワンフレーズで「課題 → 施策 → 結果」がわかるように書きます。
ステップ 3:未来志向で締める(入社後どう貢献するか)
例)「AWS と Java の知見で御社サービスをマイクロサービス化し、事業拡大に貢献したい」
用語をかんたん解説
- AWS:Amazon が提供するクラウドサービス。
- マイクロサービス:アプリを小さなサービスの集合として開発・運用する手法。
- SaaS:インターネット経由でソフトウェアを提供するビジネスモデル。
自己PRを磨く 5 つのセルフチェック
コピペ例文は載せません。 自分の言葉で書かないと面接で崩れてしまうからです。
次の手順であなた専用の文章を作りましょう。
-
棚卸しシートを作る
行:プロジェクト名 / 期間 / 規模 / 役割
列:課題・施策・成果(数字)・技術・学び -
数字インパクトを抽出
工数削減率・エラー削減率など割合に変換。 -
1 行サマリを作る
例:「バッチ処理 8h→1h(88%短縮)/並列化を設計」 -
志望動機とつなげる
例:「この経験を御社のマイクロサービス移行に活かしたい」 -
60 秒で読み上げて確認
専門用語が多すぎないか、時間オーバーしていないかチェック。
よくある質問(FAQ)
Q1. 案件が多くて整理できません…
KPI や技術でグループ化し、代表的な 2〜3 件に絞りましょう。
Q2. 自己PRは何文字が目安?
300〜400 字で「数字 → 行動 → 成果 → 未来」の流れにするとまとまります。
Q3. 資格がないと評価されにくい?
資格より定量的な実績と課題解決プロセスが重視されます。
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